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北海道の新そば
2005年9月13日
柿沼製粉製 混合比:外2(そば粉200g、つなぎ粉(強力粉)40g
製品名:究極のそば粉 加水率:44%
「早積み物の北海道は滝川農協(空知支庁)のもの」らしい

 昨日に引き続き、また蕎麦のレポートです。
 (ここの”あるじ”、最近よっぽど仕事が暇とお見受けする)


 このホムペを読んでいる人で知っている人はいないと記憶していますが、3年ほど前から自分でこっそり蕎麦を打っています。(腕は完全に素人です) (*^_^*)

 インターネットで北海道の新蕎麦情報が来ましたので、”柿沼製粉”さんから”北海道の新そば”を取り寄せをしました。

 今回の新そばは「早積み物の北海道は滝川農協(空知支庁)のもの」と言うことで、あるじも今年初の新そばになります。

 茨城県にある柿沼製粉さんは、普段は地の常陸秋そばをメインに製粉・販売している会社です。
 あるじは時々ここのそば粉を取り寄せては、そばを作っています。


 ※ ここのページはあるじの備忘録としての位置づけが高いので、そば打ちの専門的な言葉が出てきますが、ご了承ください。

 そば粉です。

 写真では微妙に色合いがわかりませんが、うぐいす色のきれいなそば粉で、期待ができそうです。

 今日はそば粉200g、つなぎ(強力粉)40gの外2、合計で240gの粉を打ちます。
 
 水回し(水を加えて攪拌)をしました。

 最初から、水を42%入れて、あとから+2%(6cc)追加しまいましたが、ちょっと多すぎました。
 ちょっと多加水気味です。

 今までのそば粉が、ほぼ1年間倉庫に寝ていたため、加水率が47〜48%程度まで上がっていましたが、流石に新そばです。
 蕎麦の実自体に水分が十分蓄えられているようです。
 次回はもう少し、加水率を下げた方が良さそうです。たぶん42%前後。

 

 こね終わりました。

 なかなか、うまく捏ねることが出来ました。

 粉240g+水106ccの合計346gです。

 蕎麦屋さんだと約3人前くらいですね。
 
 丸く延ばします。

 端部のひび割れもなく、延ばせました。
 新蕎麦で伸びが良いということもありますが、水が多いので柔らかいと言うこともあります。


 ただ、どうも丸く延ばすのが下手で、いびつな形になってしまいます。^^;
 
 四角く延ばします。

 大体、四角くなりました。

 長方形に延ばしました。

 最終的な厚さになるまで、長方形に延ばします。目標は1.5mmくらいです。

 最終的な厚さになりましたので、切るために、たたみます。

 玄人は一度に2kgぐらい打つそうです。
 こちらは、わずか240gですので、延ばしても長いそばは期待できません。
 せいぜい、乾麺と同じ20cmくらいです。

 切ります。

 そばを作るのに、最低この蕎麦包丁と麺棒だけは必要です。
 あとは、すべて代用品です。
 

 切り終わりました。

 総量は366g、約20gぐらいはそばを延ばすときに使った”打ち粉”ですね。

 茹でます。

 1人前=120gづつ、茹でます。

 ゆで時間は35秒にしました。
 
 出来上がりました。

 新そばらしく、緑が濃いきれいな色をしています。(^o^)
 (写真だと難しいですね)

 拡大写真。

 まあまあ、うまく切れているようです。(^_^)v

 食べます。

 っと、最後の最後でブレてしまいました。(^_^;)

 味は・・・昨日の神田薮蕎麦の印象が強く、新蕎麦にしては・・・??、ちょっと首をかしげます。
 香り自体はそこそこ。味も、土の香りが出ていて悪くはないのですが、新蕎麦の清涼感とでもいいましょうか。青臭さとでもいいましょうか。それがありません。
 けっして悪くはないのですが、腕でしょうか。粉でしょうか。まあ、腕の差が大きいと思いますが。
 味の濃さは、昨日の神田薮蕎麦と比べて雲泥の差で良くありません。
 (神田薮蕎麦と素人が同じレベルと言うのも逆に問題ですが・・・^^;)
 ただ、早すぎる新蕎麦は良くない、と言う話を読んだこともあります。
 茹でた後に、洗いすぎかも知れません。奥深いもんですね。
 喉越しは、柿沼製粉のこのそば粉の特徴ですが、良く挽かれていて、つるつるしていてとても良いです。

 このそば粉のそば粉自体に粘りがかなりありそうです。ですので、生粉打ち(100%そば粉)が出来そうです。
 次回は、生粉打ちで作ってみましょう。味の濃い蕎麦に近づけるかもしれません。