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常陸秋そば(新そば)
2005年11月28日
柿沼製粉製 混合比:生粉打ち(そば粉250g)
製品名:究極のそば粉 加水率:48%

 待ちに待った、常陸秋蕎麦の平成17年新蕎麦が発売になりました。
 
 さっそく購入しましたので、今回はそば粉のみで作る、生粉打ちで打ってみました。
 
 この柿沼製粉さんの”究極のそば粉”は非常につながりやすく、素人のあるじでもそば粉100%の生粉打ちが出来てしまいます。

 早速そばを打ちますが、今日はそば粉250gで打ちます。

 粉自体は、いつもと変わりありません。

 新蕎麦にしては、若干水分量が少ないように感じました。

 粉自体をぎゅっと握ってみても、あまりまとまり感はありません。

 生粉打ちでうまく行くか若干不安になりますが、打ってみました。

 こね終わりました。

 やはり新そばです。生粉打ちでも、うまく捏ねることが出来ました。
 まるで、つなぎ粉が入っているかと思うぐらいでした。

 そば粉250g+水120ccの合計370gです。

 生粉打ちの方が二八より少し水が多く入りますね。

 延ばしました。

 端部に若干のヒビが出ましたが、問題ない範囲です。

 たたみました。

 割れはありますが、まあまあきれいに出来ました。
 生粉打ちにしては上出来です。
 
 切りました。

 若干、細めに切ってみました。
 見事なうぐいす色です。と言うより、ほとんど茶そばと見間違うほど、緑が濃いです。

 今年の、常陸秋蕎麦は期待が出来そうです。

 もりそばにした後でも、新そばらしい見事な緑色をしています。

 それでは早速、食べてみましょう。

 味・香りとも良いです。
 香りは新そばらしく、口一杯に香りが広がり鼻に抜けていきます。
 味も、「常陸秋蕎麦」らしく、大地の味と言いましょうか、悪い意味でなく、穀物が持つ土の味がしてきます。
 
 以前にも書きましたが、この”究極のそば粉”素人にも簡単に蕎麦が打てるよう、粒度を調整してあります。後から思いましたが、その分同社の「せいろそば」より味はやや弱いですが、それにもかかわらず、かなりの味の濃さです。

 去年は台風や気象の影響で蕎麦の出来は良くなかった様ですが、今年の蕎麦の出来は、北海道、茨城県ともに素晴らしいです。

 美味しゅうございました。

 おまけ

 スパゲティのミートソースのソースが残っていたので、暖かいそばにかけてみました。

 「ソバゲティミートソース」の出来上がり。

 味は、全然いけます。美味しいです。
 ただ、ミートソース自体の味が強いので、そばの味は打ち消されてほとんどしません。
 イタリア北部の山間部では、そば粉を使ったパスタがあると聞いたことがあります。
 (パスタと言っても、分厚いワンタンの皮の様な形です)
 そう言うことを考えれば、まったく問題はないのですが、しばらくすると茹でたそばがくっつきだして団子状態になってしまいました。
 こうなると、つるつる食べることが出来ず、美味しくありません。
 それに、そば粉自体が、スパゲティと比べて高価なので、単純にもったいないですね。