フロントフォーク オーバーホール

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080420 '05CBR600RR フロントフォーク オーバーホール 0805更新
15:58 フロントフォークオーバーホール

 3月1日の筑波練習走行のあと、フロントフォークにオイルが滲んでいるのが見つかりました。

 早速、K2Yに行って部品を注文したのですが、年度末で仕事が忙しく修理をしている時間が取れず、やっと今日修理をすることにしました。、
 仕事の忙しさを理由にしていますが、実際、全日本のモテギ戦に行ったり、筑波選手権のヘルパーに行ったりしているので、仕事に責任転嫁してるだけ(?)と言われればそれまで。
16:25 まずはフロントタイヤ取り外し

 今回は、以前から欲しかった三つ叉の下から持ち上げるタイプのフロントスタンドをこの機会に買っちゃいました。メーカはエトス製。

 まずは、フロントのブレーキキャリパーをはずして、フロントタイヤをはずします。って見ればわかりますね。
16:25 オイル漏れてるかな?

 フロントフォークの下端を見ると明らかにオイルの滲みがありますね。
 フロントフォークのオーバーホールは部品代も大したこと無いので、自分でやれば安くできます。
186:31 フロントフォークを取り外し

 ハンドル、トップブリッジと三つ叉のボルトを緩めてフロントフォークを取り外しました。
 技も知恵も必要なし、ただ緩めるだけ。
16:31 はずしたフォーク

 はずしたフロントフォーク。

 左上に見えるバケツは、3月1日の練習走行の時にラジエータに入れた水(水道水)を今抜いたところの絵。
 一ヶ月半も水道水をラジエータに入れっぱなしは行けません。(無精をしてはいけませんね。)
 
17:57 フォークスプリング

 まずは左側のフォークをばらして、スプリングを取り出しました。

 右が今まで使っていたスプリングでバネレートは1.05
 左はストック品(未使用)

 ノーマルは0.95で、今までは左右で、1.05と1.00を入れて1.025相当でした。
17:58 自然長が

 右がユーズドで左がストック。

 何年、フォークの中に入っていたか知りませんが、自然長が3mmくらい短くなっています。

 イニシャルをかけたまま、特に自分の様にトランポに積みっぱなしで、フロントを年中縮めっぱなしだと、スプリングの自然長が短くなって、バネレートが変わってしまいます。(もとい、変わってしまうそうです。自分にはたぶんこの違いはわからない)
18:01 フォークをバラすと

 フォークオイルを抜き取り、スプリングを抜いて、アウターケースからインナーをはずすと、1つここにあってはいけない部品が・・・・(汗)

 普通は、右からオイルシールがあって、オイルシール外れで止めスプリング、オイルシール、位置決めリング、そして一番左側にあるのが、スライディングするメタルです。

 が、オイルシールに組み付けてあるスプリングが外れていました。

 オイル漏れの原因はこのスプリングが外れていたからかも。

 ばらしてみて、よかった。(^^;)
18:16 装着は

 消耗品を取り外した、シール類を取り付けるときは、ラップを巻きます。
 ラップを巻いてからシール類を取り付けるのは、インナーに切ってある溝で、ゴムのシール類が傷つかないため。
 ここで、オイルシールとかに傷が付くと、またオイル漏れになっちゃいます。
19:18 オイルはSHOWA

 シール類を取り付けたら、今度はフォークオイルを入れます。 
 フォークオイルはショーワのSS-8。固さは10番相当です。
 このオイルは以前に入っていたのと同じもので、オパミンがチョイスしたものです。
19:56 組み立て

 フォークオイルを入れたら、フォークを組み立てます。

 組んだスプリングは1.00。
19:56 スペアースプリング

 スペアーパーツのスプリング。
 
 ノーマルの0.95と1.00、1.05の各両側で計6本のフォークスプリングがあります。
 2本は組んであるので、スペアーは4本。

 今度は左側のフォークをバラします。
20:29 左側のスプリング

 右側のフォークをバラして、フォークスプリングを取り出しました。
 右のフォークスプリングも左側同様、縮んでいます。

 写真の左が、今まで使っていたスプリングで、右がデッドストックの新品同様品。 
20:34 右側も

 右側のフォークもバラして、シール類を取り外した後、ガソリンでフォーク内部を洗って、十分に乾燥させます。

 後、左側と同じように右側もラップを巻いて、シール類を取付ます。
20:58 交換した部品

 交換した部品類。

 右から、ダストシール、ダストシール固定用のスプリング、オイルシール、スライドメタルとスライドメタルの固定用のカラー。
 これに、フォークオイルで部品代だけなら1万円以下。
 ちょっと手間はかかりますが、自分でやれば安くできます。
20:58 右のフォークスプリング

 右のスプリングは1.00を取り外して、ノーマルの0.95を組みます。
 で、左1.00、右0.95の両方で0.975相当。
 ノーマルよりやや固めです。
20:16 オイルレベル

 フォークオイルを組んで、フォークオイルを入れ十分にエアー抜きをして、オイルレベルを合わせます。
 オイルレベルはノーマルの125mm。
21:20 組み上がり

 フォークのオーバーホールが終わりました。

 後は組み付ければ終わりです。
21:40 組み付け

 フォークを組み付けました。

 フロントホイルを取り付けて、スプリングのイニシャルを調整使用とすると・・・・・回りません・・・・(-o-;)

 なんか組み方が間違えたらしく、フォークスプリングのイニシャルをかけるボルトが回りません。
 
 ここで、ギブアップ!

 K2Yの藤巻さんに手伝ってもらって、ふたたびフォーク取り外し、ヘッドのボルトを取り外し、もう一度組み直しをしました。^^;
 
23:07 完成

 約1時間の格闘の後、無事にフロントフォークのメインテナンスは終了。
 予想以上に時間がかかってしまいました。

 今回のスプリング変更でどう変わったか、次回の練習が楽しみです。