CBR600RR    
   2014年12月31日(水) 冬仕舞い
       
 10:19 不凍液じゃないので

 初心者向けのお話 : サーキット専用のCBR600RRのラジエーターには、一般に使われている不凍液を使っていません。
 理由の1つは、不凍液は水道水に比べて、冷却効率が悪いから。
 少しでも軽く、そして空気抵抗を小さくしたいレース様のバイクはラジエーターも必要最低限の大きさです。
 それなので、ラジエータも出来るだけ効率の良い状態で使いたいので効率が悪い不凍液は使いません。
 もう1つの理由は、不凍液は滑る。(らしい。)
 確認はしていませんが、不凍液は滑るらしいです。 そのため、サーキットを走る協議車両はトラブルによって、不凍液がコース上に漏れ、後続車がそれに乗って転倒するような2次災害が発生しないよう、不凍液の使用は禁止されています。
 
 自分のCBRも水道水ではありませんが、レースのレギュレーションに通るクーラントを使っています。
 そこで、問題になるのが”不凍液”ではないので、あまり寒いと”凍る”訳です
 そして、クーラントが凍ると、エンジンのケースが割れます。

 そのトラブルを防ぐため、毎年12月にはクーラントを抜く、”冬仕舞い”をしています。
 10:31 不凍液(LLC)を

 今年は年の瀬も押し迫った大晦日の作業となりました。

 まずは、エンジンの一番下になるラジエーターホースを外し、ラジエーターキャップを外して、クーラントを抜きます。
 今回入れておいたクーラントは、モチュールのMoCoolと言うクーラント剤。
 冷却効果があるのと、防錆効果があるそうで、クーラントとして使った場合の寿命は6ヶ月のものです。
 その前は、ワコーズのヒートブロックを使っていました。

 そして、クーラントを抜いたら、不凍液(LLC)を入れておきます。

 今までの冬仕舞いは、入れていたクーラントを抜くだけで終わりにしていました。
 けれど、レース専用に作られたTZなどと違いCBRは一般の市販車で、通常年中LLCが入れられてあることを前提に設計してあるので、空にしておくとサビが出るらしいとの情報を聞きました。
 確かに、それは一理あるな。と考えて、今回は不凍液を入れておくことにしました。
 10:52 次の走行は

 不凍液に入れ替えたら、軽く暖機をして、冷却系統に不凍液を回しておきます。

 来年、シーズンが始まって、凍結する心配が無くなったら、不凍液を抜いて1回水道水でフラッシング、。
 そして、ヒートブロックか、MoCool に入れ替えます。

 1月は仕事の都合でまったく走る予定はありませんが、2月に走る機会があったら、一旦不凍液を抜いて、水道水で走行。
 走行が終わったら、その不凍液を戻しておこうと思います。

 とりあえず、冷却水の交換作業はここで終了。


 10:53 バッテリーを外す

 続いて、バッテリは外しておきます。

 一応、ここまでで終わり。


 整備ついでに、リヤのスプロケットを交換しておきます。

 11:15 リヤのスプロケを交換

 リヤのスプロケットを交換します。

 12月6日に鈴鹿のスポーツ走行に行く前の11月30日、CBRを鈴鹿仕様に変更していたときに、フロント側(ドライブ側)のスプロケットは15丁から16丁に変更しましたが、リヤ側(ドリブン側)のスプロケットは45丁のまま、変更なし。
 でも、リヤのスプロケットをチェックするとかなり減ってました!

 鈴鹿から戻って、K2Yにスプロケットを注文しておきました。
 12月末に入荷したので、取りに行って保管しておきました。


 大した作業でもないので、今日交換しちゃいます。


 11:19 ぜんぜん違う

 今まで使っていたスプロケットを外して、新しいスプロケットと重ねてみると・・・・・。
 「ぜんぜん違う!」

 古いスプロケは、山が減っちゃって、斜めになっています。


 11:28 規定トルク

 交換して規定のトルクで締め付けてスプロケの交換終了。

 スプロケを交換して体感的に感じるかどうかわかりませんが、次の走行が楽しみです。

 11:32 チェーンも

 バイクに戻すと、やっぱりきれいなパーツだと引き締まりますね。

 こうなるとチェーンも交換したくなるので、飲みに行かずにお小遣いを溜めよう。(-_-;)


 11:40 作業終了

 冬仕舞いの作業が終わったので、カウルを取付け。

 最後はカウルは軽く拭いて、作業終了です。