from Circuit     
 2021年6月20日(日) 全日本ロードレース第4戦in筑波(その2)
       
 11:54 筑波サーキットに戻ると

 今日は筑波サーキットで2年ぶりに開催された全日本ロードレース選手権を観にやってきました。

 午前中ちょっとウォーミングアップ走行を見た後、ラーメンショップ石下店に移動し昼食を食べて、ふたたび筑波サーキットに戻ってきました。

 戻ってきたタイミングで、J-GP3クラスの決勝のスタート進行が始まっていました。
 他の観客席に移動する時間が無さそうなので、最終コーナーのアウト側にあるスタンドで観戦することにします。
 ホームストレートに並んだバイクの最終端を見ることができます。
 12:04 J-GP3スタート

 12時になり1周のウォーミングアップの後、レースが始まりました。

 最終コーナーのスタンドも金網があります。

 裸眼だと脳みそが自動的にクリアしてくれるんですけど、写真にしちゃうと映り込んじゃいますね。


 12:06 トップで戻ってきたのは

 1周目の最終コーナーにトップで戻ってきたのは、#2小室選手。

 HONDAのNSF250Rが主流の中、KTMのRC250Rを走らせています。
 このレースで参戦してる RC250Rは2台だけです。

 最終コーナーの入口、見ていると明らかに小室選手だけ走り方が違います。
 入口のブレーキングから、本格的に旋回に入るインに着いたとき、バイクをペタッと寝かせますが、一瞬バイクの倒し込みが先行してリーンアウト気味になる走り方をしていました。
 今シーズンの初戦こそ2位でしたが、2戦以降2戦連続で優勝しています。

 12:27 優勝

 #2小室選手は、そのままトップを譲らず優勝しました。

 ここまで4戦中3勝で、ぶっちぎりでランキング トップです。

 小室選手は、筑波サーキットのアドバイザーをしていることもあり、自分が練習走行にきているときもよく見かけているので、親しみを感じます。

 2019年7月に走りにきていたときも、同じピットでお隣にいました。
 12:42 ASIAコーナーへ

 J-GP3の決勝レースが終わり、次のレースまでのインターバルの時間に観客席を移動。
 ASIAコーナーのスタンドに移動してきました。
 13:07 ヘルメット、デカっ!

 じゃなくて、Kids のポケバイ。
 体もバイクもミニサイズ。

 3周のエキシビション レースです。

 可愛いね。(笑)

 13:08 スケールが

 普通のバイクと比べてスケール感が違うので、筑波サーキットのコースをツーリングしている様に見えますが。

 たぶん、否、間違いなく自分より速い。

 と言うより、すでにこの小っちゃなポケバイに乗れる柔軟性を自分は持ち合わせていません。(爆)
 
 13:09 マジです

 マジですよ。

 エキシビション とは言え、走っている本人たちは本気モード。

 ポケバイには筑波のコースは広すぎるので、ライダーの腕よりも速いバイクが順位の前の方を走ったりします。

 それでも、エキシビション レースが終わってパドックに居る親御さんたちの元に戻ると、順位が後ろだったりすると悔しくて泣いている子供が居たりします。(笑)
 13:49 15年後?

 ポンっと写真が切り替わります。
 バイクがデカくなりましたが、やっていることは同じ?(笑)

 上の写真の子供たちは、15年後には、こうしてフルサイズのバイクでレースをしているのかな。
 でも、ガソリンエンジンが無くなって、電気で走るバイクに変わっているかもしれませんね。

 さて、ST1000クラスのレースが始まりました。

 筑波初。

 J-GP2の後継クラスとして2年前の2019年にはエキシビション レースが行われましたが、去年は筑波大会が中止となったので、全日本として初の筑波でのレースになりました。
 13:55 少数派の

 ST1000の決勝レースは20周で争われます。

 昨日の予選、8番手からスタートとしたWestPower SUZUKI #7 の津田拓也選手。
 ST1000クラスでSUZUKIは少数派。

 レース中、じわじわと順位を上げて2位でレースを終えました。
 14:00 優勝は

 昨日の予選、5番手からスタートとなったAstemo Honda の #3 作本選手。

 レース序盤、毎周順位を上げ5周目にはトップに。

 その後、トップをゆずることなく快走。

 17周目に赤旗でレースは中断し、16周終了時点の順位でレースが成立して、優勝となりました。

 ちなみに、メインスポンサーの Astemo は今年 日立オートモーティブシステムズ(株)が株主比率2/3と本田技研工業(株)1/3で設立した会社で、名称は”日立Astomo(株)”。
 前身の日立オートモーティブシステムズは以前トキコ吸収合併。
 本田の子会社、ケーヒン、ショウワ、日信工業の3社も経営統合されています。
 14:01 今後に

 この記事の上の方でも書いたけど、2019年7月の筑波の練習で同じピットを使っていた #43の村瀬 健琉(たける)選手。
 ST1000クラスに参戦している2台のSUZUKI のもう1台。

 2020年にはJ-GP3クラスで総合優勝をし、今年はST1000にステップアップ。

 軽量級のJ-GP3からの乗り換えは大変だと想像するけど、今後の活躍に期待したいなぁ。
 14:06 レース終了

 17周目の赤旗中断で、16周回した時点でレースが成立、終了しました。

 各ライダーは、コースを1周、クールダウン ラップでピットに戻ります。

 続いては、今日最後となるST600クラスの決勝レースになります。
 14:47 珍入者

 ST600クラス決勝レースのスタート進行が行われている最中、バックストレッチに乱入者。
 カルガモの親子。

 今の時期、全国各地で道路交通法を無視して、道路横断を決行する無法者の集団。(笑)

 まさかの筑波サーキットのバックストレッチに出現。

 そのためST600のレーススタートがディレイです。 (^_^;)

 筑波サーキットのコースオフィシャルが、カルガモと追いかけっこをして無事コース外に出ていっていただきました。(笑)
 14:58 レース スタート

 14時45分からスタートスタートを予定していたST600クラスの決勝レースがスタートしました。

 ST600クラスは、レース開始直後の1周目に1コーナーで転倒車、2周目に最終コーナーで、3周目には1ヘアピンでも転倒車があり赤旗中断となり、レースは仕切り直しに。

 普段自分がサーキットで走っているCBR600RRは、このST600クラスに準じているバイクです。
 全日本クラスのライディングは全然違います。
 アクセル開け開けでリヤタイヤを滑らせながら、アウト側ぎりぎり縁石までタイヤをもっていきます。
 とてもじゃないけど、自分じゃ出来る芸当じゃありません。
 それも毎周同じように。
 上手い人間が、練習を積み上げて、享受したライディング テクニックですね。
 15:36 優勝は

 ボケちゃいましたが、このレース3番手からスタートした#14 Musashi HARC PROの埜口選手。
 Musashi HARC Pro は昨シーズンまでの希望ゼッケン制度のときは、企業名の”むさし”からゼッケンを”634”を使用していました。
 けど、今年からは昨年の順位となったので、宣伝効果がちょっとだけ減りましたね。(笑)。
 
 埜口選手は レース中盤にトップに立ち、そのまま逃げ切ってST600クラス初優勝となりました。
 
 15:37 ファイナル ラップへ

 レースは後半へ。

 #3の小山選手と#5の荒川選手の2番手争いはファイナル ラップに。

 ファイナル ラップの第2ヘアピンで#5荒川選手(緑のバイク)は前を行く #3の小山選手(赤のバイク)をかわし、2番手に浮上。
 荒川選手2位、小山選手が3番手でチェッカーを受けました。

 これで、1位〜3位の表彰台をCBR600RRが独占する形になりました。

 今回2レース制で行われた筑波の決勝で、2レース目を優勝した埜口選手が1ポイント差でランキング トップへ。
 前戦のSUGO終了時でランキング トップだった荒川選手は、昨日の雨のレースで下位に沈んだため、このレース終了時点で、小山選手と同ポイントのランキング2位になりました。
 
 15:49 見上げる空は

 今日のレースはすべて終わったので、ASIA コーナーのスタンドからパドックに戻ってきました。

 いつもの場所で見上げる空は高くて、秋の空みたいです。

 
 15:52 帰る

 それでは、帰りま〜す。
 15:59 ジムカーナ場へ

 先ほどまでレースが行われていたコース2000から、今日駐車場に使われているジムカーナ場へ。

 この天気を見ると、バイクで来たかったですね。

 ハイエースを置いて、GROMで帰る訳にもいきませんので、ハイエースで帰ります。
 18:06 社宅に帰着 

 筑波サーキットから一般道で社宅のある足立区まで戻ってきました。

 2時間くらいか。

 これなら、たぶん渋滞の高速で帰ってくるのと変わらないので良しとしましょう。

 お疲れ様でした。


(おわり)
      
 埜