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3日目:2006年08月15日(火):蟹田〜大間〜恐山〜十和田湖

7:02 朝起きると

 朝起きると、あたりには霧が立ちこめ、視界も1kmあるかなぁと言う感じでした。

 太陽が見えないので、晴れているいのか、曇りなのかわかりません。
7:02 朝食です。

 1便のフェリーの出航時間は7時50分。
 30分前までに上船手続きをして欲しいとのこと、時間の余裕はありません。

 早々に朝食をいただきます。

 標準的な和食の朝食。
 ご飯はお櫃に入ってくるので、食べたいだけ食べられます。
  
7:16 準備完了

 出発の準備も整いました。

 それではありがとうございます。お世話になりました。

 この佐々木旅館、1泊1名宿泊で¥6,800也

7:17 とりあえず移動

  とりあえず、となりのフェリー埠頭に移動して、上船手続きをします。
7:26 上船待ち

 事務所で上船手続きをして、上船待ちです。

 この下北汽船フェリーは、ここ津軽半島の蟹田と下北半島の脇野沢を所要時間約1時間で結んでいます。
 便数は昨日のレポにも書いた様に、1日3往復です。

 ちなみに、750cc以上のバイクは\3,260-と大人料金¥1,120-の計4,380-と少々高め(?)の値段設定です。
 (上船する台数にしても、いかにも赤字路線と言う感じでした)
 無くならないことを願います。
7:29 上船完了

 20分前から上船開始です。

 まずはバイクから。

 この便にはバイクは自分を入れて4台、四輪車も15台程度でした。
8:44 脇野沢に到着

 フェリーは定刻の7時50分に蟹田の港を出航しました。

 陸奥湾は朝からの霧で視界も悪く、景色も見ることが出来ませんでしたので、寝ていることにしました。

 寝ている間の小一時間で下北半島の脇野沢に到着しました。


 相変わらず、天気はあまりパッとしません。
 今すぐ降り出す感じでは無いのですが、今日1日バイクに乗っていれば1回は雨に遭いそうね雰囲気の空模様です。
8:59 フェリー埠頭にて

 9時なるのを待ってカード会社に電話、ヘルプデスクで今日の宿を探します。

 目的地は十和田湖です。1泊ぐらいは温泉で、少々贅沢をしても良いかなと宿探しです。

 カード会社に探してもらった宿は結構な値段です。
 携帯から”楽天”のサイトで探した十和田湖の宿が良さそうなので、そこに予約をすることにしました。

 早々に今夜の宿も確保しました。

 後はのんびりと観光などしながら、夕方に十和田湖に到着すればOKです。
9:30 国道338号線

 フェリー埠頭のある脇野沢をあとにして、国道338号線を北上し本州の最北端大間崎を目指します。

 この国道338号線は、一部対向1.5車線の狭い区間がありますが、大半、片側1車線の中低速コーナーが連続する”ゴキゲン”なワインディングロードです。
 交通量も少なく、ストレスがありません。
 (ただし、転んでも誰も助けに来て・・・気付いてもらえそうもありません)
 安全マージンは普段以上に十分に取って走る必要があります。
 
 それを差し引いても、気持ちいい路線です。
 もし、機会があれば行ってみることをお薦めします。(が、難点はちょっと遠すぎますね)
10:06 仏ヶ浦

 国道338線の途中で見ることが出来る仏ヶ浦。
 景色は良さそうですが、国道からは遠景でしか見ることが出来ません。

 近くから見たい人は、手前の牛滝の港から周遊船(漁船)が出ています。
 (裏の写真を参照)
 
 冬期通行止めになるこの路線は、下手に観光化されていない(出来ない)ことも魅力の一つだと感じます。
10:30 腰掛岩

 仏ヶ浦を通過し、大間崎に向けてさらにバイクを走らせると、眼前に現れるのがこの巨岩”腰掛岩”

 景色を楽しみながら走っても楽しめる路線です。

 そう言えば書き忘れていましたが、今回ツーリングの前日に今まで使っていたツーリングバックが九州ツーリングのときにほぼ終了しているのに気がつきました。
 そこで急遽、用品屋に行ってリヤシートバックを購入しました。
 これタンクバックのリヤシート版ですが、使ってみて快調です。
 他のツーリングバックの様にずれてくることがなく、しっかりと固定できるためハードなライディングにも耐えてくれます。
 通常のツーリングなら2泊3日分、軽装の夏場でしたら4〜5日分はパッキング出来ると思います。
10:49 大間に到着

 国道338号線を走ること2時間弱、大間に到着しました。

 大間の港には函館行きのフェリーが停泊していました。

 あれに乗れば、1時間40分後には北海道、函館に渡ることが出来ます。
 函館に渡ってみたい衝動に駆られますが、今回はダメ。休みが足りません。
11:01 大間崎にて
 
 本州最北端、大間崎のモニュメントの前で記念撮影。

 このモニュメント、1段高い所にあるので、写真撮影をしても海が写りません。

 自分思うに、ツーリングライダーは、この大間崎の様にこれ以上先に進めない端っこまで行かないと気が済まない。途中でUターンが出来ない人種なんだなぁと思いました。
 この写真の周りにも、ツーリングライダー&バイクがうじゃうじゃと溜まっています。
11:02 大間崎灯台
 
 で、1段高いモニュメントがあるところまで来ると、やっと大間崎の灯台と津軽海峡を見ることが出来ます。
11:15 大間まで来たのだから

 せっかく大間まで来たのだから、少々早いですが、昼食です。マグロを食べます。

 注文したのは、マグロ三色丼。¥1,500也。
 本マグロとウニ、イクラの三色丼です。

 味ですか? 質問すること自体が愚問。 美味いに決まってます!「まいう〜!」


 大間は津軽海峡を通過する本マグロを1本釣りすることで有名な街ですが、夏場の時期、津軽海峡でマグロは捕れない(いない?)ため、近海物になるそうです。
 それでも、冷凍していない本マグロは美味いです。(T_T)
 納得の\1,500-。
11:23 ごちそうさまでした

 食事をしたのはここ”海峡荘”。
 
 昼間は食事処。夜は民宿をやっています。
 大間崎の通りにはこれらの業態のお店が数軒、軒を連ねています

 大間崎まできて、民宿に泊り、マグロを始めとする海の幸をたらふく食べると言うのも、良い企画だと思います。
11:37 大間から

 
大間から、今度は国道279号線を東進して、恐山方面に向かいます。

 津軽海峡を出て太平洋側に位置するこの国道は生活道路で通行する車両もそこそこ多く、また海岸線の道も刺激が少なく少々退屈します。

 今日は天気も悪く、時折、パラッときますが、停まってカッパを着るほどではありません。
 
11:59 海沿いの国道279号線から 

 離れて、今度は森の中の県道4号線に入り、南下して恐山に向かいます。

 恐山までは15km。

 恐山までの県道4号線は、ご覧の通りセンターラインのない対向2車線の全面舗装路です。

 交通量も少なく、標高が急激に上がることがないため、しつこいコーナーは少なく、どれも90°程度の低速カーブが連続します。
 ギヤの2速と3速を使い、アクセルのオンオフを楽しみながら軽快に走ることが出来ます。

12:19 恐山に到着

 県道4号線から恐山に近づくにつれ、硫黄の臭いが漂い始め、ただならぬ雰囲気をかもし出します。

 それから、しばらく県道4号線を進むと恐山に到着します。

 霊場恐山の総門の前で、写真を1枚。
12:26 恐山に温泉

 総門の横で入山料(\500)を払い中に入ります。

 境内にはご覧の通り温泉があり、無料。

 以前来たときに入浴したのですが、今回はパス。
 
ご覧の通り、温泉は掘っ立て小屋の中にあり、脱衣所も浴室の片隅で、体を洗うための水道もありません。 しかも、このお湯、かなり熱いです。

 この夏場にここの温泉に入ったら、汗だらけになって、とてもその後ヘルメットを被ってバイクに乗るなんて出来ません。
12:28 本尊

 恐山の本尊。

 以前来たときよりも、きれいになっているような気がします。

 お盆休みもこの時期、観光客が多く(自分もその1人ですが)”霊場”に来たと行った、厳かな気分には残念ながら浸れません。
12:37 賽の河原

 こちらはいわゆる”賽の河原”。

 以前来たときは5月初旬の夕方で、人もちらほら、気温も低かったため、如何にもと言った雰囲気を味わえましたが、晴れた真夏の昼間では”おどろおどろ”した雰囲気にはなりません。

 行くのなら、夕方がお勧め。
12:50 宇曾利山湖

 恐山の南側に位置する宇曾利山湖(うぞりやまこ)で写真を1枚。

 周囲を山に囲まれ、たぶん、火山の火口に出来た火山湖。(興味のある人は自分で調べてね)
 水の透明度が高く、きれいな湖。
13:46 国道279号線を南下

 恐山を後にして、県道4号むつ恐山公園大畑線でむつ市まで進み、そこから国道279号線で野辺地に向け南下します。
 
 大間崎からは先はUターン、本格的な南下の開始です。

 むつ市から野辺地までの間の国道279号線は青森方面から下北半島に向かう幹線道路で交通量も多いため、車の後について走ることが多く、ひたすら移動するための道で、快適ではありません。
 それでも、時折右手に見える陸奥湾と、遠くに姿を見せる八甲田の山々が退屈な気分を和らげてくれます。
15:14 萱野高原(八甲田山)

 国道279号線で野辺地に入り、そこからは国道4号線で青森市まで西進します。
 国道4号線では完全にリエゾン状態。車と一緒に移動です。

 青森市内に入り、そこからは国道103号線で八甲田に向けて南下します。
 ここからは、まさにワインディングロード、快適にバイクを走らせることが出来ます。

 国道103号線で徐々に標高を上げて萱野高原までやってきました。
 向こうには八甲田山が鎮座しています。
 夏の日射しですが、標高を上げてここまで来れば、蒸し暑いことはありません。
15:37 酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)

 今夜の宿泊先、十和田湖まではもう少し、気持ちに余裕が出てきました。

 途中、酸ヶ湯温泉の駐車場で休憩。
 八甲田を代表する”酸ヶ湯温泉”。大きな湯船の千人風呂で有名です。
 ちなみに、混浴。

 以前、車で来たときには温泉に入りましたが、今回はパス。
 こうゆうときはバイクは不便。
 車だとエアコンもあるので入浴してすぐに出発出来ますが、バイクだと汗が噴き出し、ヘルメットもかぶれません。
 時間によっぽど余裕がないと途中での温泉は無理っぽいですね。
 
15:49 城ヶ倉大橋(じょうがくらおおはし)

 酸ヶ湯温泉から国道103号線を少し戻り、国道394線の城ヶ倉渓谷にかかる城ヶ倉大橋を見にきました。

 「アーチ支柱間255mは国内最長、谷底からの高さ122m」とツーリングマップルに書いてあったので、ちょっと寄り道をしました。

 確かに。谷底まで122mは高い。総工費87億円も確かに、高い。
16:21 奥入瀬渓流

 城ヶ倉大橋を後にし、ふたたび国道103号線で南下し、十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流まで来ました。

 奥入瀬渓流は美しい。単純にそう感じさせてくれます。
 
 渓流沿いの道には駐車スペースが無く、今日は通行量も多いため、バイクを道ばたに停めて景色をノンビリと眺めることも間々なりませんでした。

 散策も早々に切り上げて、宿に向かいます。
 
16:48 十和田湖の子の口に到着

 奥入瀬渓流に沿って造られた国道103号線を約15kmほど進むと十和田湖に到着します。

 今日の宿は十和田湖の乙女の像がある休屋(やすみや)の近くです。
 奥入瀬渓流の起点、十和田湖の子の口からはもう少し、あと10kmほどです。
17:08 宿に到着

 十和田湖の子の口から湖畔の道沿いに休屋まで進み、秋田県側にちょっと入ったところにある今夜の宿”とわだこ游月”に到着しました。
17:08 本日の

 本日の走行距離は

 15,457 −15,116 = 341km でした。
今日の道程


 今日は青森県内、観光の要所を周遊した1日でした。


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4日目に続く