4日目:2009年5月5日(月):善通寺〜琴平〜松山(道後温泉)

10:04 遅い出発

 四国ツーリング4日目は朝方まで雨が降っていたので、遅い出発です。

 まずはここ善通寺を出発して、隣町の琴平に向かいます。


 本日走り初めの距離は、13,906km

10:06 山は雨 

 ホテルを出発して、まずは琴平方面に向かいます。

 七十五番札所に当たる善通寺の背後にある山も、雨雲に隠れ見ることができません。

 山の方は雨が降っているようです。
10:22 琴平に到着

 まずは、いつもの様にJRの駅に向かいました。
 まずはJRの琴平駅に到着。

 駅にある案内図で金比羅さんの参道や駐車場の位置を確認します。
10:36 参道を行く

 参道に近い駐車場にバイクを駐めます。

 さすがにに金比羅さん周辺には、バイクと言えども無料で駐めておける様なところはなく、四輪用の駐車場の空いているスペースに¥300払って駐車しました。

 それでは、金比羅さんに向けて、Go!
 
10:40 階段スタート

 金比羅さんはなんと言っても、石段が有名。

 御本宮までは785段あるそうで、さらにその先に奥社というのがあって、そこまで行くと1300段を越えるそうです。
 普通の人は、御本宮まで登ってお参りするのが一般的らしい。

 さっそく、登ってみるとしますか。

  
10:47 登ります

 階段ありますねぇ。

 ここの土産物屋には間違っても就職したくないですね。
 出勤が大変だ。(汗)
10:54 奉納プロペラ

 階段の途中にある奉納されたプロペラ。

 今治造船所が奉納したもので直径6m、重さ19.2トンある。
 どうやって、ここまで運んだのか疑問であった。
 が、ちゃんと横に自動車が通れる道があった。
 
 「奉納」って、神様を楽しませたり鎮めたりするために、供物を供えることを言うらしいですが、こういった物を供えられても、寺社としてもなかなか引受づらいように思うのは自分が一般人だから?
 50年位経ってから、『もう要らない』とは言いにくいと思うのだが。
11:03 御本宮が見えてきました

 登り始めて23分、御本宮が見えてきました。
 あと、もうちょっとですが、最後の階段がきつい。

 ここまで上がってきましたが、途中下の方は土産物屋があったり、中間には大門などの建物があり、それらを眺めながらのんびりと登ってくれば、それほどきつくはありません。
11:05 本宮に到着
 
 785段を上りきり、本宮に到着しました。

 御本宮をバックに記念の写真を一枚。
11:15 本宮からは

 晴れていれば、ここ本宮から瀬戸内海を一望出来るそうですが、霞がかかっているので、ちょっと先の讃岐富士さえも見ることができません。
 今回のツーリングは,今日までカラッと晴れた時がありません。(泣)
 
11:33 下ります

 御本宮の先にはさらに倍ぐらいの階段を上ったところに奥社がありますが、行きません。(汗)
 だれも行っていないようです。

 御本宮をお参りしたので、今度は下ります。


 途中、名物のかつぎ屋のカゴが上がっていきました。
 この急な階段、乗っている方も、かなり怖そう。

 
11:44 下りてきました

 参道を下りてきました。

 ちょっとお昼には早いですが、せっかくなので軽くうどんでも食べていきます。

 入ったお店は参道にある”虎屋そば”。

 元々は旅館を営んでいて、皇室御用達だったとか。
 歴史ある建物は、それだけを見るだけでも入ってみる価値はありそうです。

 
11:46 ぶっかけうどん

 注文したのは、”ぶっかけうどん”の並。
 この後、夕食までにまだ何か食べるつもりです。
 ぶっかけは冷たいうどんです。

 流石に、参道を上り下りしてきたので、熱いうどんは勘弁ですね。

 早速、いただきます。


 汗をかくくらいの運動をしていきたので、冷たいうどんが美味しいですね。

 味は、うどんについてどうこう言える味覚を持ち合わせていませんが、可もなく不可もなく、と言ったところかなぁ。

 
11:49 ごちそうさまでした

 ごちそうさまでした。

 県外から香川に来たのならば、”金比羅さんで讃岐うどんを食べた”と言ういい記念になると思います。
 
 ごちそうさまでした。

 ¥450と観光地としては良心的な価格。
 
12:00 駐車場に戻って

 金比羅さんのお参りから戻ってきました。

 駐車場を出る前、時折ポツリポツリと雨粒が落ちてきていたので、荷物にはレインカーバを付けておきました。

 戻ってみると、ちょこっとだけレインカバーに水滴が落ちていました。

 今日の最終目的地は道後温泉ですが、そこまでの道程、山間(やまあい)に入ろうか、海岸線の道を行こうか考えていました。
 しかし、山の方を見ると、雲が低く立ち込めているので、雨が降っているか、良くても路面はウェット状態と予想できます。

 今日はのんびりと海岸線の道を走って道後温泉入りすることにします。
12:36 丸亀城に
 

 金比羅さんをお参りした後、

 国道319号線を西走し、瀬戸内海側を目指します。
 昨日の夕方、善通寺のホテルに入る前に給油したガソリンスタンド脇で丸亀城方面の標識を目にしました。
 
 ちょっと興味もあり、逆戻りして、丸亀城までやってきました。
 
 イヤイヤ、実に立派な見上げる様な石垣です。
 天守閣じゃありませんが、お城の建物はかなり上の方。

 つい今しがた金比羅さんの階段を上ってきたのに、また登るんかいな。と思いつつ、根性がないので下から眺めて終わりにしました。

 次行きます。
13:05

 丸亀からは、県道21号丸亀詫間豊浜線で海沿いの道を走ります。

 途中、瀬戸内海にポッカリ浮かぶ小さな島を発見。
 島全体が神社になっているようです。
 場所は津島ノ宮と言うらしい。

 いかにも内海である瀬戸内海らしい風景。
13:15 県道232号紫雲出山線へ

 県道21号線で詫間の市街地まできた後、県道23号→県道231号線を経由して、県道232号紫雲出山線に入ります。
 ここはツーリングマップルのオススメルートになっていたので、寄り道してみました。

 県道232号線は、瀬戸内海に突き出た荘内半島の北東側海岸線を走り紫雲出山に通じる県道です。
13:25 景色がきれい

 県道232号線はところどころ改良が行われておりセンターラインがある箇所もありますが、大部分はセンターラインの無い対面通行の舗装路です。
 ただし、幅員自体それほど狭くないので、四輪車との離合は問題ありません。
 道路は海岸線に沿っているので、それほどアップダウンはありませんが、比較的小さいRの中低速コーナが連続しており、集落と集落のあいだは人が出てくることもないので、快適に走ることができます
 
 路線の途中には、花畑があったりして、目を楽しませてくれます。
13:56 紫雲出山(しうんでやま)から

 県道232号線の終点、紫雲出山までやってきました。

 紫雲出山は瀬戸内海国立公園内に位置する荘内半島にあります。
 紫雲出山自体は標高352mと決して標高の高い山ではありませんが、海から急激に立ち上がっているため、その眺めは最高です。と書きたいところですが、残念ながら春霞で遠望が利かず写真写りはイマイチです。
 それでも、眼下に見える島々は瀬戸内海ならではの光景ですね。
14:47 小腹を満たす?

 紫雲出山をあとにし、県道234号大浜仁尾線を海岸線に沿って南下し、県道21号線経由で観音寺から国道11号線に入り、西走します。

 お昼が、ぶっかけうどんだけだったので、少々小腹が空いていました。
 何か、ちょこっと食べたかったのですが道の駅のようなところがありません。
 ちょうど、そこに地魚を食べさせてくれる食事処を発見。

 軽めの海鮮丼でもあれば、と入ってみました。

 (賢明な読者なら、すでに察知していると思うが・・・・)
14:52 刺身定食

 お品書きに、”海鮮丼”はあったのですが、すでにSOLD OUT、売り切れ。
 『じゃあ、いいです』と言って、店を出る勇気を自分は持ち合わせていません。
 (それは”勇気”じゃなくて”忍耐力”だろう!)
 
 と言うことで、注文は刺身定食。

 しっかり、いただきます。


 ネタは鯛とイカと、あと良く分かりません。の3種類。
 イカは普通。
 鯛はやっぱり美味しい。関東よりも扱いを大事にしているように感じました。

 あと、四国はお刺身は普通の醤油と別にさしみ醤油を置いているところが多いですね。(昨晩の居酒屋にも2種類の醤油が置いてありました)
 関東の人はこの、ちょっと甘めのさしみ醤油を嫌がる人が多いですが、自分は嫌いではありません。
 マグロの中トロなんかに付けると、味がしつっこくなりすぎると思いますが、鯛を代表とする淡泊な白身の魚には合っているかなぁ。って思います。
 やっぱりこれも、文化の一つですね。
15:07 間食・完食

 きっちり、残さず食べちゃいました。
 習慣的に残せないんです。
 『お百姓さんが一生懸命育てたんだからとか、漁師さんが苦労して捕ってきたんだから』と言われて、育てられたので。

 美味しかったです。

 ごちそうさまでした。
15:11 さすがにちょっと食べ過ぎ 

 さすがにちょっと食べ過ぎですね。
 苦しいです。

 それでは、出発します。
15:45

 間食(?)を食べた後、しばらく国道11号線を走ります。
 やはり、片側1車線で、イエローラインの幹線道路は退屈です。

 山間部にルートを取ろうかと山の方を見ますが、山の上の方は雲を被っているので、ウェット路面であることは必至、止めておきました。

 なので、またまたツーリングマップルにあった海側のオススメルートの県道13号壬生川新居浜野田線に入り、国道11号線をパスします。

 県道13号線は、前半山間部を通るワインディングロードで幅員も広くカーブも大きなRが多いので軽快に走ることができます。
 後半部分の新居浜市に入ると、様子は一変して工業団地内を走る片側2車線の産業道路になります。
 いずれも、交通量は多くありませんが、、工業地帯を走る区間はいかにも警察が取り締まりをしていそうな道路なので、精神衛生的には良くありません。(笑)
16:47 国道11号線ふたたび

 県道13号線で終点の西条市まで進むと国道196号線にぶつかります。
 時間的に余裕があれば、北上して今治方面に進み、しまなみ街道を眺めるなんてルートもありますが、なんだかんだで、いい時間になってしまいました。

 そのため、国道196号線は左折して南下し、国道11号線に入り西走して松山・道後温泉を目指すことにしました。

 バイクは国道11号線に入り、桜で有名らしい”桜三里”の辺りまできました。
 この区間は信号もなく、四輪車の後ろについて、”のべーっ”と走る国道でした。
 交通量も少ない早朝とかであれば、面白いかな?
17:33 とりあえず駅へ

 松山市に到着しました。

 直接宿に直行しても良いんですが、習慣というか何というか、とりあえず駅(JR松山駅)に来てみました。

 駅に行くと時期時期の観光情報などツーリングマップルにはない情報があるので、情報収集の場をして良く、道路標識も大きな駅に行けるようわかりやすく書いてあるので、来やすいこともあります。
 
 松山市内の道後温泉の位置を確認。
 また、松山城と繁華街などの位置を確認して、道後温泉に向かいます。
18:06 道後温泉に到着 

 今夜の宿、道後温泉に到着しました。

 宿泊先は”なにわや”。

 道後温泉の本館からは200m程の距離にある温泉宿です。


 本日の走行距離

 14,123km−13,906km = 217km
今日の道程


 今日は出発も遅かったし、金比羅さんに行ったこともあり、移動距離は少なめの1日でした。


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