2009年5月30日(土) 筑波サーキット練習走行(28発目)

4:13 路面はウェット

 今日は筑波サーキットに練習に行きますが、昨日から降り続いた雨が路面を濡らしています。

 来週6月6日の土曜日は筑波選手権です。
 今シーズン始めてのレース出場になります。

 先週の19日にはエビスの走行会に行きましたが、筑波サーキットは4月19日以来、約1か月ぶりの練習になります。

 レース一週間前と言うことで、今日は色々な意味で調子を確認して仕上げの練習をしようと考えていました。

 しかし、天気予報を見る限り午前中の降水確率は70%以上で、ドライコンディションでの練習が出来そうもありません。
4:14 ちょっと早めに出発

 普段の土曜日だと、いつもの時間に出発したら、ピットはまず空いていません。

 2日前の最終予約日の木曜日に筑波サーキットのHPを確認すると、土曜日の降水確率が高いこともあって、レース1週間前にもかかわらず、予約には余裕がありました。
 予約に余裕があったので、今日はピットが空いているかもしれません。

 天気が悪いので、整備の時に濡れないようピットを使いたいものです。

 そんなわけで、いつもより気持ち(15分)早めに自宅を出発します。
 
5:29 当然間に合う

 いつもの常磐三郷バリヤーに到着しました。

 当然、余裕でETCの深夜割引枠に間に合います。

 この辺りでは雨が降っており、路面も完璧ウェットです。
 
 今朝は、天気が悪いこともあってか、観光目的であろう一般の四輪車の台数も少なめです。
6:21 筑波サーキットに到着

 常磐高速道路の谷和原のインターチェンジで下りて、筑波サーキットに到着しました。

 いつもであれば、一般道に下りた後はコンビニに寄ってのんびり来るのですが、今朝はコンビニも早々に切り上げてきました。
 いつもより、30分ほど早いご到着です。

 道中、ところどころ雨が降っている箇所はありましたが、今現在筑波サーキットでは雨は降っていません。

 ただ、昨晩降り続いた雨で、路面は完全なウエット状態です。
6:30 ピット空いてました

 やっぱり天候のせいで(おかげで)、練習にくる人は少なめ、ピットが空いていました。

 いつも通りの時間にきてもピットを使うことはできたみたいですが、何はともあれ22番ピットを確保。

 これで雨が降っても、整備に支障をきたすことはありません。

 今日の練習は9時と10時のBクラスで2本です。

 とりあえず、トランポからバイクを下ろし、時間の余裕があるので、30分ほど車の中で仮眠を取ります。
7:25

 7時20分のウォーミングアップ開始前に起きて、走行の準備をします。

 雨雲が低く垂れ込めていますが、空が明るくなってきたことも確か。
 雨はしばらく大丈夫そうな感じです・・・。

 雨が降り出さないと予想し、1走行目の9時までには少しは路面も乾く期待を込めて、とりあえず、ドライタイヤで走行の準備をします。

 今自分が使っているメーカー(ブリジストン)の公認タイヤは品名はBT003です。
 昨年はレースに出場しなかったこともあって、中古タイヤのBT002ばかり使って、前後にBT003を履いて走ったことがありません。
 前回のエビスの走行会では、フロントタイヤのみBT003で、リヤは在庫で持っていたBT002proでした。
 そのため、レース前の今日の練習では、是非とも前後ともBT003を履いて、フィーリングを確認しておきたいところです。 

7:51 準備完了

 ドライのタイヤで準備が完了し、タイヤウォーマーを巻いて、ガソリンを入れ暖気をして、走行の時間を待ちます。

 一応、いつ雨が降り出してもいい様に、レインタイヤを横に準備しておきます。
8:02 レインに変更

 今日の1走行目の始まりました。

 コースインしていったマシンは2台だけ。
 筑波戦を来週に控えて、2台だけって言うのは大丈夫か? レースだって雨が降ることは当然あるんですけど。
 まあ、第1戦が雨だったから、十分走ったと言うことかな。
 出て行った2台ともタイヤは当然レイン。

 ここで考える。
 「自分の走行まで、あと1時間。今の状態だと、それまでに路面は十分に乾かない」
 「レース本番じゃないので、ダメだったら、戻ってくればいい」
 「新品のBT003を履いて得られる情報と、レインタイヤを履いて得られる情報は、どっちが有意義?」
 仕事しているときより、一生懸命考える。(笑)
8:15 ディスクローターを交換

 結論、BT003を履く機会は作れますが、レインタイヤを履く機会は路面がウェットの時だけ。
 と言うことで、レインタイヤで走ることに決定。

 レインタイヤで走る準備をします。

 自分、スペアホイルは持っていますが、ブレーキローターは1セットしか持っていません。

 そこで、まずはマシンからフロントタイヤを外して、フロントのブレーキローターを取り外します。
 そして、取り外したブレーキローターをウェットタイヤを履いているホイルに取り付けます。

 ブレーキローターの締め付けトルクは20N。
8:27 リヤタイヤも

 フロントが終わったら、次にリヤタイヤ。

 同じように、まずはドライのタイヤを履いているリヤホイルを取り外し。
 次に、ディスクローターを取り外して、レインタイヤのホイルへ取付。

 リヤのブレーキローターの締め付けトルクは45N。
8:41 交換完了

 交換開始から、約40分。

 ドライのタイヤから、レインタイヤへの交換が終わりました。
 
 レースの時はヘルパーもいるので、実質約30分以下で交換はできるでしょう。
 逆に考えれば、30分前までにはレインで行くかドライかの判断をしないといけない。

 ディスクも2セットあれば、タイヤ交換だけなので、10分もかからない。
 出来れば2セット準備をしておきたいところですが、なかなかそこまでお金が回りません。

 レインタイヤはオパミンが2006年シーズンに使ったユーズド。
 2年半経過しているので、過信は禁物。
8:47 曇り

 走行の準備ができたので、つなぎを着る前に、コンディションを確認しにコントロールタワーへ。

 相変わらず、くもりです。
 雨はたぶん大丈夫そう。
8:47 路面は

 雨は止んだままなので、路面は少しずつ乾き始めています。

 それでも、ドライのタイヤで出て行くほどコース上は乾いていないと思います。
8:48 気温19℃

 気温19℃

 走るには寒くもなく、暑くもなく。
 ただ、湿度は高めです。

 路面温度は・・・・写真を取り忘れ!

 
 マシンの準備やら、レインコンディションでの走り方など考えていたら、忘れてしまいました。
 (結構、てんぱってますか)
1走行目 9:00から。

 1走行目、9:00から。

 まず、コースインして遅いペースで、レインタイヤの感触と路面の状況を確認。
 タイヤウォーマーも使っていないので、3周目までは慎重に、タイヤを温めていきます。

 路面の状況は約2/3がウェット。
 立ち上がり部分で、タイヤのパワーがかかるところのライン上は乾いています。
 バックストレッチもライン上は乾き始めています。
 ただし、各コーナーの入口はウェットのまま。
 4周目以降は路面のグリップを感じながら少しずつペースを上げていきます。
 グリップは問題なし。
 筑波の場合、ドライの5秒落ちくらいで回れるらしいので、10秒を切るまでは行きたいところです。
 自身、レインタイヤでサーキットを走るのは2回目とまだまだ不慣れです。
 毎週、着実にペースを上げて、タイムを縮めていきます。(ラップタイムのグラフを見ると、途中まで見事な右下がり)
 走っているのはおそらく10台くらいだと思います。
 前後にほとんどマシンがなく、からむこともほとんどありません。
 走っていると路面がどんどん乾いていきます。

 10周目も近くなると、一番横Gがかかる最終コーナーはほとんどドライ状態。
 タイヤの設置感も落ちて、タイヤの表面がボロボロになってきて、急激に消耗しているのがイメージできます。
 ストレートではタイヤに負担をかけないよう、濡れたところを選んで走行。

 12周目まで走って、
 「はたして、乾いた路面をレインタイヤで攻める意味は?」
 タイヤをムダに減らすだけ。と思いペースダウン。
 途中でピットに入ろうか、迷いますがそのまま走行。
 終盤には、1コーナー、1ヘア、MCコーナー、2ヘアの各入口のコースの約2/3はドライ状態になっていました。
 ここまで乾けば、次の10時からの走行は当然ドライタイヤになります。
9:30 走行後のタイヤ

 走行後のフロントタイヤ。
 思った通り右側がボロボロです。

 次の走行は10時から。それまでに、タイヤをドライに変更します。

 まずはリヤタイヤ。
 今日、BT003の初乗りをしようと新品を装着してきましたが、このコンディションで真っさらなタイヤを使うのは勿体ないです。
 幸いBSのタイヤサービスが開いていたので、新品のBT003からユーズドのBT002に付け替えてもらいました。(工賃¥1,000)

 タイヤサービスにリヤタイヤを履き替えてもらっている間に、フロントのタイヤを交換します。
 
10:03 タイヤ交換2回目

 1走行前の逆で、まずはレインのフロントタイヤを外し、ディスクローターを付け替え、そしてドライのタイヤを装着。
 タイヤウォーマーを巻きます。
 
 フロントが終わったら、BSのタイヤサービスへ、リヤタイヤを取りに行きます。
 ユーズドのBT002に履き替えたリヤタイヤに交換。
 
 10時からの走行に少し遅れて、準備完了。
 ドタバタしながらも、記録の写真を撮影。
 リヤのタイヤはウォーマーを巻いてから、15分くらい。
ホイルを触っても、ぜんぜん暖まっていません。
(走り始めに注意!)

 急いで、つなぎを着て、コースインします。
2走行目 10:00 から

 タイヤ交換でバタバタして、約8分遅れで2本目のコースイン。
 リヤタイヤが暖まっていないので、慎重に走ります。
 慎重に走りつつ、コースの状況を確認。
 ほとんどの箇所が乾いていますが、1コーナーの入口、MCコーナー一つ目、2コーナーの入口のラインを少し外したところ、と1コーナー入口のイン側がまだ少し濡れています。
 MCコーナーをのぞいて、ライン上はほとんど乾いているので、問題はなし。
 MCコーナーも切り返しで、バイクが起きていて、アクセルも開ける前なので、問題なし。
 5周ほど回って、タイヤのグリップも大丈夫そう。
 タイヤのグリップと相談しながら、ボチボチとペースを上げて行こうか・・・・と言うときに。
 落ちてきました。雨粒。
 
 霧雨みたいな小雨なので、あまり問題はなさそう。
 でも、攻めるのは危険。

 そう言えば、1コーナーの立ち上がりで転倒して鎖骨を骨折したときも、今と同じ様なコンディション。
 イヤなことを思い出してしまった。
 
 これ以上、攻めることが出来そうもないので、あきらめてここでピットイン。
 2走行目は7周で終了。 
10:23 ピットに戻ると

 ピットに戻って、ヘルメットを脱ぐと・・・・

 『シャシャシャシャーーー』と、バイクが路面を滑る音。

 「ああ、だれかやっちゃったなぁ」と、最終コーナーの方を見ると、やっぱり転倒。
 赤旗中断。

 ピットインしておいて正解。とする。

 
10:23

 写真を見る限り、路面はまだ大丈夫そうですが、スクリーンには雨粒が付いています。

 タイムはなかなか速くなりませんが、状況や状態を掌握する能力は間違いなく上達していますね。
 そう言う能力はそんなに上達しなくてもいいから、もう少しタイムが縮まると嬉しいんですが・・・・(汗)
 
10:30 走行終了

 走行が終了しました。

 先ほど、写真を撮る暇がなかった、レインのリヤ。
 やはり、右側(最終コーナー側)はボロボロになっています。
 もう終わり? 使えないかな。

 
10:36 ドライのリヤ

 ドライのリヤタイヤ。

 ペースを上げる前と言うこともあって、溶けてもいない。
 表面を掃除しただけ。
10:55 撤収

 本日の練習はこれで終了。

 今日は、コンディションの悪い中での練習になりました。
 また、タイヤの交換の練習にもなりました。(笑)

 レース本番が、いつもいいコンディションとは限りません。
 もし、レースの時コンディションが悪かったら、と考えると貴重な練習になりました。


 それでは、撤収します。


 これから、K2Yに寄って、マシンの整備をします。