2010年8月28日(土) 全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦 in スポーツランドSUGO 公式予選

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6:44 公式予選

 28日土曜日、いよいよレースの本番、今日は公式予選です。

 ST600クラスの公式予選は9:55から。

 その前にタイヤマーキングがあったりするので、7時前にはSUGOサーキット入りします。


6:45 FUJIhideくんだ!

 サーキットの第2ゲート前に並んでいたら、どこかで見かけた、否かつて運転したことがあるようなSTEP WAGONを発見。

 中をのぞくと、Fujihideくんが寝ていました。

 『お早うございます!』

 忠男レーシングに所属しているFujihideくんは、今日はSP忠男レーシングからST600クラスに出場している大崎選手のヘルパーで来たようです。
 昨日、仕事が終わってから夜中走ってきたみたいで眠そう。


 6月に骨折した足の具合も順調に回復しているみたいで、10月の筑波の最終戦には出場するとのこと。
 『また、手伝いに行くから頑張ってねぇ~!』
6:55 いまいち

 ピットに到着して、シャッターを開けます。

 今朝もイマイチ、ぱっとしない天気。

 朝方はいつも曇ってますね。 これは、この辺りの天気の特徴なんだろうか。


 こうして曇っていると、まさかと思うがヘルパーとしては、レインタイヤの準備をしておくことを考えないとなりません。 (-_-;)
7:59 セッティング中

 予選前に、昨日までの練習走行の結果から、インジェクションのマップを確認中。

 この後、HONDAの人が来て、マップについて打合せ、少し変更したみたいです。
8:26 タイヤマーキング

 今朝一番のヘルパーの仕事はタイヤマーキングです。

 タイヤマーキングとは?

 説明しよう! ST600のレースでは、レース費用が必要以上高くなるのを防止するため予選・決勝を通じて使用できるタイヤの本数が決められています。
 今回のSUGO戦では、予選が1回なので、(他のサーキットでは2回行われる場合もあります)予選・決勝を通して前後2セットのタイヤを使うことができます。(予選が2回の場合は、3セット)
 ズルをして、2セット以上のタイヤを使わないよう、予選・決勝前に事前に使うタイヤにオフィシャルがマークをすることが、タイヤマーキングです。
 おわり。 

 わかったかなぁ? (^_^;)


 タイヤマーキングから予選まで、あまり時間がないので、タイヤウォーマーを巻いたまま、マーキングを受けます。
  
8:31 レインは別です

 タイヤマーキングをするのは、晴天用のドライタイヤだけ。

 レインタイヤはマーキングしません。

 結局、今回SUGOのレースでは、

 ・晴天用ドライタイヤ
 公式練習 2回 → 中古タイヤ1セット + 新品タイヤ1セット
 公式予選 1回 → 新品タイヤ1セット
 決勝        → 新品タイヤ1セット
 ・ウェット用レインタイヤ
 練習用 中古タイヤ1セット
 公式予選・決勝用 新品2セット

 の合計7セットのタイヤを準備しました。 今回のレースで全部使うことはありませんが、レースってお金かかりますね。
8:52 マーキングしました

 マーキングが終わりました。

 黄色のスタンプがマーキング。

 予選・決勝のときはこのタイヤを履いてコースインしているか、ピットロードの出口のところでチェックされるんですねぇ。
9:25 タイヤを装着

 マーキングが終わったタイヤをマシンに装着。

 マシンはチェック済。
 
 あとは9:55からの公式予選が始まるのを待つだけです。

 
 準備が終わって、この待ちの時間は長く感じますね。
9:56 予選開始

 9:55定刻に40分間の公式予選が開始になりました。

 ライディングの準備を終えた國川選手はピットで待ちます。
 
9:56 タイミングを

 今回SUGOの予選は40分の1回のみ。(通常は2回)

 しかも、エントリー台数が49台と多く、下手にコースインすると混んでいる集団に入ってしまう可能性大。

 新品のタイヤでも、一番グリップが良いのは、コースインして2~3周と言います。

 下手にコースインして集団に捕まりタイヤを消耗してしまうのを避けるため、全体が流れ出して隙間ができるタイミングを探ります。

 予選が始まり5分ほどして、隙間を見つけコースイン。

 上手くギャップがある場所に入ることができました。



予選中の写真もなしよ! m(_ _)m

10:38 予選終了
 

 予選の最初はスペースが空いている場所入れましたが、走りが固く、8番手あたりで、なかなかペースがあがりません。

 途中、ピットインして、仕切り直し。

 再度、タイムアタック。

 予選も後半、14周目に練習の時に出した32秒45を更新し、1分32秒25で予選5番手に。

 結果、18周して予選を終わりました。


 
11:11 予選結果

 公式予選の暫定結果が発表になりました。

 #19 國川浩道選手 1分32秒25 予選5番手


 國川選手自身は、これまでのSUGOのコースレコード1分32秒19を切るつもりでしたが、わずかにおよびませんでした。


 明日は2列目、真ん中からのスタートになる予定(暫定)です。 
11:23 ピットウォーク

 ST600の予選終了後、11:10からピットウォークが開催されます。

 ピットからマシンを出して、ピットウォークの準備をします。


 そして、またレーシングスーツを着て、ファンの来場を待ちます。

 
 暑い中大変ですが、さすが国際(A)、タフですね。
 
11:48 盛況です 

 ピットウォークの時間は1時間。

 最初の20分間はキッズ優先です。

 國川選手は、サインや写真撮影に応じたり、それにDydo さんから提供していただいた仮面ライダーシールを配ったりと大忙し!
11:49 いっぱいです

 SUGOのピットはファンの人でいっぱいです。

 せっかくなので、ちょっと他のピットをのぞいてみます。


11:49 モトバム

 3つとなりのモトバムのピット。

 ライダーもレースクィーンも女の子。

 
11:50 お待たせ!

 せっかくですので、お待たせしました。
 
 皆さん待望(?)の、レースクィーン のコーナーです。

 ゴマキに似てません?

 おへそのあたりを、ぷにゅっと押してみたくなります。 って変? (^-^)v
11:50 お隣さん 

 こちらお隣さん。 7番ピットのBEET Racing のレースクィーン。

 正統派レースクィーンですね。 (^^)v


 以上、あっさりと終わり。
12:20 JSB予選

 12:10にピットウォークも終わり、12:20からJSBクラスの予選が開始されます。

 各マシンはピットロードで出口のシグナルがグリーンに変わるのを待ちます。


 
12:20 ピット前通過

 JSBの公式予選が始まりました。

 ピット前を現JSBチャンピオンの中須賀選手が通過していきます。

12:21 伊藤選手

 続いて、伊藤選手。

 地元宮城県の出身。
 今年限りで、全日本のJSBを引退することを発表し、選手権がかかったレースとしてはSUGO 最後のレースになるでしょう。
  
12:21 柳川選手

 カワサキのベテラン柳川選手もピットロードを通過。

 コースインしていきました。
12:22 J-GP2も

 600ccエンジンの新カテゴリー、J-GP2の山口辰也選手もピットを後にします。

 山口選手はST600とダブルエントリー。

 J-GP2は基本はスリックタイヤですが、今年はST600と同じ市販タイヤでもいいみたいです。(すみません。レギュレーションを知りません。)

 山口選手は、このJ-GP2とST600は同じタイヤ、セッティングで走っているようです。

 体力的には大変ですが、練習・予選ともどっちか一つのレースに出るよりも、セッティングを出す時間が多く取れるので、その分有利とも言えます。(けど、ダブルエントリーは半端じゃない体力だと思います)


 ちなみに、山口選手はJ-GP2において、1分31秒84でトップ。
 2位はJ-GP専用マシンの小西選手で1分32秒59、3位もJ-GP2専用マシンの高橋江紀選手で1分33秒11と、逆にST600がみんなで寄ってたかってマシンの戦闘力を高めていることを印象づけます。
12:36 タイムアタック中 

 各マシン、タイムアタックに入りました。

 パドックから、3コーナーを通過するマシンを捕らえます。

 
 JSBの決勝も写真を撮ろうと思ったんですが、ST600のレースが終わったら疲れてしまって、ピットでディスプレイを見てました。
 なので、JSBの決勝の写真はなし。

 ここで、簡単に結果を書いちゃいます。


 JSBでポール・トゥ・ウィン、今年初優勝した伊藤選手。

 今年限りで引退とは勿体ないですね。
12:36 山口辰也選手

 J-GP2クラスは、ポール・トゥ・ウィン。

 J-GP2クラス専用マシンにはもっと頑張って欲しいです。

12:37 こちらも

 ベテラン柳川選手、予選5番手から決勝3位。

 年間ランキングも2番手になりました。
12:37 秋吉選手

 秋吉選手は、世界選手権 MotoGPにスポット参戦して、事前のテストは走れず。

 走り込み不足だった様ですが、予選2番手の決勝2位と流石です。

 年間ランキングはここまでで5位。
12:37 須貝選手

 DUCATIに乗るプライベートの須貝選手。

 DUCATIは来年、ワールドスパーバイクから撤退するそうな。
 全日本はどうするんだろう。

 予選10番手、決勝8番手。

 今回、色々とお世話になりました。<(_ _)>

12:39 今回

 予選3番手だった中須賀選手。

 決勝は振るわず6番手。

 年間ランキングは3番手になりました。
12:43 ハルク

 こちらは、ハルクのJ-GP2に参戦している小西選手。

 決勝2番手で、もっか年間ランキング1位。

 そう言えば、ハルクのJSB、高橋巧選手が写ってませんでした。

 高橋巧選手は今回4位ながら、年間ランキングは1位に留まっています。


 それでは、お昼ご飯ができたみたいなので、ここら辺で失礼! (^^)/~~~
12:53 昼食

 JSBの予選は続いていますが、お昼にします。 (^o^)/

 今日の昼食は、パドックで自炊。

 他のヘルパーさんが作ってくれました。

 冷え冷えのそうめん。

 この暑さの中、ほてった体に最高! (^O^)


 『薬味が欲しいなぁ~』と言ったのは誰だ! (うちわネタです)
14:17 クラッチ交換

 ライダーから、走行時、クラッチが思いとのこと。

 クラッチが減っている可能性があるので、クラッチ板を交換。

 この程度の部品は普通にストックしてあります。(さすが全日本(*_*))
14:57 決勝のタイヤも準備

 予選が終わって、決勝用のタイヤを準備。

 明朝のウォーミングアップ走行は、今日予選で使ったタイヤで走ります。
 タイヤマーキングをしたもう1本の新品タイヤは、もちろん決勝用です。

 ここで問題。
 フロントホイルは、予選用・決勝用・レイン用の3セットがあるので、問題は無いんですが、リヤホイルが1個ベアリングの動きがイマイチ渋く使うのは控えた方がよさそうです。
 レインを履いているホイルは、ちょっとバランスが悪くて、決勝に使うのは避けたいところ。

 そこで、① レインを履いていたリヤのホイルからレインタイヤを外す。
 ② 予選の時に履いていたタイヤを外す。
 ③ レインを履いていたホイルに、予選の時に履いていたタイヤを取付け。
 ④ 予選の時に履いていたホイルに決勝用の新品のタイヤを取付け。
 ⑤ 明日のウォーミングアップ走行に備えて、予選の時に履いていたタイヤをマシンに取付け。

 って、したわけです。 タイヤサービスがないので、人力です。 結構疲れました。 (^_^;)
16:51 にわか雨

 搬入初日と同様、夕方になってにわか雨が降ってきました。
 
 ここSUGOは山間にあるため、結構にわか雨が降るみたいです。


 明日の決勝、雨なんか降ってくれなきゃ良いんですが・・・。^^;
17:27 整備終了

 クラッチの交換も終わり、各部の確認。

 セッティングも終わりました。

 マシンもピカピカに磨いて明日の決勝を待ちます。


 
20:01 夕食は

 決勝の準備も終わり、宿泊先の仙台市内に戻ってきました。

 今日の夕食も イタリアン! 
 3日連続イタリアン!

 本当は、3日連続で同じ店に行こうと思ったんですが、貸し切りのため入店できず。

 あきらめて、他の店を探しました。

 あの(昨日の)お店、生パスタ美味かったんだよなぁ~。
20:47 黙々と

 Team 92R HiRaNo です。

 今回はメカさんが同席していませんが、ライダー入れて総勢7人と少人数精鋭で、まとまってますよ! (^o^)

 
 後から写真見ると、暗そ~うに食べてますが、そんなことはありません。
 みんな、お腹が空いて、黙々と一生懸命食べているだけです。(笑)

20:47 ブログをアップ

 國川くんもこまめに写真を写してはブログをアップ。

 
 今日の予選は、國川くんとしては、もう少し、せめてレコードまで行きたかったみたいでしたが、ヘルパーからすると5番手、2列目5番手で結構良いポジション。
 明日の決勝は結構、期待しちゃいます。

 それでは本日はこれまで。

 決勝に進む!