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2019年8月14日(水) 納沙布岬ツーリング【3日目:前半】 札幌に向かう |
7:53 3日目の朝は 夏休みの納沙布岬ツーリング3日目です。 昨日、函館に到着しました。 3日目は、函館から出発します。 昨晩、バイクを駐めるときにサイド スタンドがめり込んだ跡が多数ありましたが、朝まで転倒することなく無事でしたね。 |
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今日のルートは さて、今日の目的地は札幌です。 意外に近いです。 Google map でルート検索をすると、高速&最短距離のルートで256km、4時間ほどのルートです。 でも、このルートじゃ行きません。 このルートは荒天用。 雨とか降ったときに楽するルートです。 ツーリングですからわざと遠回りしていきます。 |
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取締りマップ 親切にもネットに落ちている、北海道の(速度)取締りマップ。 凄いんだ。 北海道の取締り。 この数を一斉にやっている訳じゃないけど。 前回2010年のツーリングのときは、6日間の滞在で2回も(スピード違反で)捕まったんだよね。 まあ、今は基本安全運転なので、あまり関係ないんだけど・・・。 ( ̄。 ̄;) あんまり気持ちいいもんじゃないよね。 特に関東では見かけない レーダーパトとか、神出鬼没で心臓に悪いです。 |
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予定ルートは じゃなくて、今日は天気も大丈夫そうなので、日本海側のルートを走ろうかと。 取締りが多い太平洋側のルートは以前走ったことがあるんで。 で、こんな感じ。(左のスマホ画面) 函館を出発して、北海道の最南端を回って松前漬けの松前を回り、江差追分の江差を抜けて、日本海側のルートをグルッと走るつもり。 これだと、走行距離は 450km になるので結構な距離。 全線一般道でほぼ50kmの速度規制と60kmの法定速度の路線なので、Google map君も移動時間8時間半とおっしゃっています。 まあ、このルートだと、ほぼ1日走りっぱなしですわ。 |
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7:53 出発します それでは、荷物も積んだので、出発します。 今日の走り初めの距離計は 17,524 km です。 |
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7:57 いきなり ルートイン グランディア函館駅前を出発して国道5号線から国道227号線に入り北上すると、すぐにポツポツきました。 「マジですか。」 (-_-;) 昨日の朝は、雨から逃げ切れましたが、空を見ると逃げ切れそうにありません。 一旦、バイクをコンビニの駐車場に停めて、カッパを着込みます。 |
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8:18 海に突き出る埠頭 小雨、降ってます。 (-_-;) 国道227号線を函館湾に沿って左に大きく湾曲。 北上から北西ルートになり、国道227号と分岐して、国道228号線に入ります。 右手前方、函館湾に突き出る形で延々と伸びているのは太平洋セメントの積み出し用の埠頭だそう。 その距離は2kmにもおよぶらしい。 東日本で最大の生産規模を誇るそうです。 結構、壮観。 |
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8:20 国道228号線で 国道228号線で北斗市から函館湾に沿って松前方面を目指します。 函館を出た直後から降り始めた雨は、量こそそれほどではありませんが、路面を濡らすには十分です。 最近のタイヤはウェット コンディションでもそれなりにグリップするので、以前ほど気を使わなくても大丈夫ですが、メガネ使用の自分は、シールドに細かい雨粒が付いて視界を邪魔されるのが煩わしいです。 朝の天気予報では、松前地方の降水確率は”0%”だったんですけどね。 「やだ、やだ。」 |
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8:39 雨は止んだけど 小雨の中、40分ほど走ると雨が止んで、路面が乾いてきました。 でも、この先を見ると雲が低く垂れ込めています。 カッパを脱ぐのはもう少しガマンした方がよさそうです。 |
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8:54 道の駅しりうち 国道228号線は知内町(しりうち ちょう)の市街地に入ると、一旦内陸に針路を取ります。 途中、道の駅しりうちで一旦停まります。(トイレでつ) 道の駅の裏は、北海道新幹線の線路が走っています。 この先で、線路は青函トンネルへと入っていきます。 道の駅には北海道新幹線の展望塔が併設されています。 北海道新幹線は、時間にも依りますが、大体1時間に上下線各1本程度。 現時点では空路には敵わないですね。 |
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9:18 最南端を 国道228号線は内陸からふたたび海岸線に戻り、松前方面に向け南西にバイクを走らせます。 この辺りは、山が海岸線近くまで迫っており、いくつかのロックシェッドを通過していきます。 まもなく、北海道最南端の白神岬を通過します。 白神岬には、右手山側に灯台があるはずでしたが、いつの間にか通過してしまいました。 最南端の写真くらい、撮っておきたかったんですけどね。 遠く西の空に青空がのぞいてきました。 |
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9:22 晴れてきた 最南端の白神岬を通過すると、国道228号線は北西に進路を変えます。 雲が切れて青空が広がってきました。 松前までの国道228号線は、もっと交通量が少ないかと思っていましたが、意外にあります。 と言っても、渋滞とか混雑とかは無縁です。 信号がほとんど無いので、赤信号のタイミングで前に出られることはほとんどありませんが、追い越し可の区間も多いので、急ぐのであればそのタイミングで前に出ることができます。 また、バイクが後ろに付くと、譲ってくれるクルマも多いので、いいペースで走ることが可能です。 |
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9:32 道の駅 北前船 松前 国道228号線で江差の市街地近くまでやってきました。 市街地近くの国道は、バイパス化されていて波打ち際近くを走ります。 すっかり晴れました。 ちょうど道の駅 北前船 松前を通りかかったので、駐まってカッパを脱ぐことにします。 |
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9:48 見えている島は 松前の市街地を越えると国道228号線は本格的に北上を始めます。 海上の水平線近くに、雲の綿帽子を被った島がうっすら見えています。 (北方領土を除く)利尻島に次ぐ北海道2番目の大きさの奥尻島でしょうか。 と、このレポを書きながら調べたら違ってた。 見えているのは、”おしまおおしま”。 「ん?」 ”渡島大島”と書いて、おしまおおしまと読みます。 北海道本土からおおよそ50kmの沖合にあり、日本最大の無人島だそう。 「へえ〜。」 |
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10:11 風が強い 引き続き国道228号線を北上中。 函館を出発して2時間ほど走っていますが、まだ途中にある江差にさえ到着してません。 距離がありますねぇ。 松前を過ぎて西海岸に出てから、風が強いです。 台風10号の影響かな。 時々、突風で10〜15mくらい。たぶん。 バイクの針路がぶれます。 ただ、風向きが陸から海に向けてなのが、救いです。 これが逆だと、潮風であっという間にシールドが真っ白になってしまいます。 松前から先の国道228号線は、函館からここまでと大きく変わることなく、全線センターラインのある片側1車線の対面通行の国道です。 基本、海岸線に沿って走り、緩やかなカーブを直線が結んでいる構成になります。 アップダウンは少なく、1000ccのスーパースポーツだと、120〜140lmぐらいのスピードレンジで流すと気持ちの良い路線だと想像します。 「あ〜、気持ち良かった!」 (^_^;) |
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10:31 江差に到着 江差までやってきました。 国道228号線を走っていると、この帆船が目に飛び込んできます。 ちょっと寄り道。 この帆船は開陽丸(かいようまる)。 復元されたものだそう。 オリジナルは幕末期に幕府軍に所属していた木造帆船で補助に蒸気機関もあったそう。 明治元年(1868年)の11月に江差の沖で暴風雨に遭い、座礁・沈没したそう。 復元された開陽丸は、開陽丸記念館として一般に開放されています。 休憩したので先に進みます。 |
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10:58 国道229号線へ 江差の開陽丸を出発して、5km強北上すると三叉路に突き当たり国道228号線は終わります 直進して国道227号線に入ると、朝出発した函館方面に逆戻り、左折して国道229号線に入るとせたな町方面を目指し、北上を続けます。 国道229号線も国道228号線と同じ様に、センターラインのある片側1車線の対面通行の国道です。 この区間は直線を緩いカーブでつないだ様な構成で、海岸線を流す気分です。 交通は少なく、快走ラインです。 逆に言えば、路線は単調で法定速度で走ると、眠気が襲ってきます。 (自分はなぜだか眠くはなりませんでした。) |
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11:23 奇岩が さらに北上。 まだ北上。 山が海岸線まで迫っている箇所では、奇岩群に遭遇します。 このルートはスーパスポーツを気持ち良く走らせると、とんでもないスピード域になってしまいます。 シカやキツネ、ネズミの飛び出しには警戒しておかないと危ないですね。 あっ、ネズミは飛び出しませんね。 免許が危ないだけです。 気を付けながら走っていると、後ろから地元のクルマに煽られます。(笑) なので、先に行かせて追走。 結構、イイペースです。 退屈しのぎにはイイです。 |
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11:29 北海道道740号線には 国道229号線を北上し、せたな町に入ってきました。 この先で国道229号線は内陸へと針路を取ります。 海岸線沿いは北海道道740号線となります。 道道740号線は海岸線を走り30km強走りふたたび国道229号線と合流します。 時間に余裕があれば道道740号線で海岸線沿いを走りたかったんですが、自分が予想していたより時間が押してしまいました。 道道740号線の道路状況がイマイチわからなかったので、通過時間が読めなかったこともあります。 最悪、Uターンなんてことになると、しんどいんでね。 直進して国道229号線で内陸に入ります。 ※ ネット情報だと、道道740号線は、2013年に全線が開通したそうで。 (走ってみれば良かったですね。) |
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11:32 内陸部へ 国道229号線で内陸側に入り、北上を続けます。 若干標高は上がりますが、それほどでも。 標高の高いところでも200mを越えるところはありません。 ちょっとワインディング。 北海道の道は、除雪時の雪を避けるため路肩が広いこともあり、走りやすいです。 楽しいです。 |
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11:51 1回目のガソリン給油 国道229号線の内陸部、太櫓越峠(ふとろごえとうげ)直下を走る桧山トンネル(かいやま)を抜けると、国道はふたたび海に向けて高度を下げて行きます。 海岸線に出る手前で国道229号線は国道230号線の終点と交差します。 国道230号線を走れば、一旦東側の内海湾(うちうらわん)に出て、国道5号線−国道37号線との重複区間を走り、洞爺湖(とうやこ)脇を抜け中山峠を越えて起点の札幌につながっていきます。 今回はこのまま国道229号線を走ります。 朝、函館を出発してここまでおおよそ240km。 ガソリンが寂しくなったところで、国道230号線と229号線との交差点にあるENEOSで、今日1回目のガソリンを給油します。 |
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12:20 連続するトンネル せたな町でガソリンを給油した後、12時を過ぎてしまいましたが、もう少し走ってからお昼にしようと思います。 国道229号線を北上して、せたな町から島牧村に。 島牧村に入る頃からトンネルが連続します。 山が海岸線まで迫り、厳しい地形です。 海岸線沿いには既に廃道となってしまったロックシェッドに覆われた旧道。 その山側に新たに作られた兜岩(かぶといわ)トンネル。 |
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12:22 ダイナミックな トンネルを越えると、すぐに次のトンネル。 ダイナミックですね。 よく掘ったもんだ。 トンネルに入る直前、上から岩が落っこってきそう。 島牧村はこの海沿いを走る国道229号線の他、内陸に向かう道路はほとんどありません。 地図で確認したところ、隣接するせたな町とや寿都町へアクセスするには、この国道229号線と道道523号美川黒松内線(みかわ くろまつない せん)の3箇所のみでした。 今となっては整備されている国道229号線ですが、以前であれば厳冬期など、陸の孤島になってしまったのは、勇に想像できます。 |
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12:55 寿都町(すっつちょう) 島牧村から北東に走り寿都町に入り、弁慶岬をグルッと右に廻ると国道229号線は今度は南東に進路を変えます。 左手に寿都湾を望みながら、5kmほど走ると寿都港の入口に到着します。 昼食のお目当てにしていたお店を探します。 |
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12:59 寿都漁港(すっつぎょこう) お店を探しながら、寿都漁港をウロウロ。 漁港の周りには、水揚げされた魚介を食べさせてくれるお店が何軒かある様です。 |
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13:03 お昼 寿都漁港近くにあるお目当てのお店を見つけました。 お昼を少し過ぎて、駐車場はけっこう一杯。 (>_<) バイクなので、お店の端っこに駐めて、お店に入ってみることにします。 (つづく) |
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8月14日(水)前半の道程: 函館〜松前〜江差〜寿都町 :313.7km | |