CBR600RR    
   2024年10月14日(月) CBRのタイヤを逆履き
 
     
 15:08 走行会前に

 今度の17日の木曜日は年2回春と秋に参加しているエビスサーキットの走行会です。

 今回も参加予定です。

 走行会前にタイヤの準備をします。

 15:08 タイヤの寿命は

 さて、バイクのタイヤですが、写真はCBRに履いているリヤタイヤです。
 そこそこの距離走ってます。

 サーキット専用のCBRですが、走っているのは筑波サーキットだけ。
 このタイヤに関して言えば100%筑波。 筑波しか知らないタイヤです。(笑)

 筑波サーキットは右回りなので、右コーナーが多く、そのためタイヤも右側が多く減ります。
 右側は5分山を切ってるくらいかな。
 クルマと違って、カーブではバイクは傾けて走るからね。
 そのためタイヤの寿命は、右側部分の溝が無くなったら終わり。 って感じです。
 15:09 右側は

 詳しくない方に説明。

 バイクのタイヤって、大体の場合、前輪用、後輪用とサイズが違っていて、それぞれ前後で専用のタイヤを履いています。
 そして、大体回転方向も指定されています。

 なので、基本リヤタイヤの右側は最後まで右側。
 左側は最後まで左側になります。

 そのため、右回りの筑波サーキットばかり走っていると、右側の溝が先に無くなって寿命になります。

 この写真がタイヤの右側の溝の残り具合。
 15:09 逆履き

 この写真は左側の溝の残り具合。

 右側の方が多く減っているのがわかると思います。

 このまま使っていると、右側の溝が先になくなって寿命となってしまうので、左右を入れ替えるて、延命処置をします。
  すなわち、回転方向を逆さまに履き替えます。
 これを”逆履き”って言います。

 以前、バイクのタイヤの構造がラジアルではなく、バイアスだったころは、逆に履くとタイヤのトレッド(接地している表面))が剥がれる。と言われていてダメだったみたいです。

 しかし最近耳にしたところでは、ラジアルタイヤであれば「逆履きしても平気だよ。」と言う話。
 自分は最初から、逆履きはダメだと思っていたので、これまで逆履きをしたことがありませんでした。
 15:13 大事に使おうね

 しかし、昨今世の中は物価上昇。

 御多分に漏れず、バイクのタイヤも価格高騰していて、財布に厳しいです。

 少しでも長く、大事に履かないと・・・・・。

 と言うことで、タイヤを逆履きして左右を入れ替えることに寄って、少しでも寿命を伸ばしたい。
 と言うことで、今度のエビスサーキットの走行会では、お試しでタイヤを逆履きして乗ってみようと思った次第です。

 前置きが長くなりました。

 逆履きの作業を始めます。
 15:14 タイヤを外す

 まずは、正しい回転方向で組付けてあるタイヤをバイクから外してビードを落とします。

 昨今のレース用のタイヤは柔らかくて作業が楽。
 15:21 さっくり

 外れました。

 15:23 回転方向を

 外したタイヤを180°ひっくり返して、ホイールの回転方向(ディスク板に書いてあります)と、タイヤに書いてある回転方向が反対になるように置いて組付けていきます。

 この写真だと、ディスク板(ホイールが時計回り)でタイヤに書いてある回転方向は反時計回りです。
 これで組めば、逆履きになります。
 15:25 組む

 回転方向を確認したら、組んでいきます。

 1回熱の入った(走った)タイヤは、ショルダー部分が柔らかくなっていて、組付けしやすいです。

 15:26 装着

 組みました。

 これでエアーを入れて、ビートを上げます。


 15:33 ビードを上げる

 ビートが上がりました。

 ビートが上がったら、バルブにシムを入れてエアー圧を調整。

 サーキットに行ってからエアーを足すのは面倒なので、ちょっと高めに入れておきます。
 15:40 バランスを取る 

 エアーを入れたらホイール バランスを取ります。

 16:04 これで走り始め

 バランスを取ったら、バイクに組付け。

 最初の方の2枚目の写真と比べると、溝の方向が逆になっているのがわかるでしょ。

 これでリヤタイヤの逆履きができました。


 そして、フロントは・・・・しない。

 フロント タイヤはリヤタイヤに比べて減りが遅いので逆履きしなくても大丈夫。
 リヤタイヤの寿命がきても、まだ溝が残っています。
 けど、リヤタイヤ2本分までは保たないので、溝が残っていても変えちゃいますけどね。 リヤタイヤほどは高くないので、ガマンです。(笑)
 16:09 作業終了

 リヤタイヤの逆履きの作業終了しました。

 今度の木曜日、走行会の時に「逆履きってどうよ?」 て確認したいと思います。


(おわり)

 注)タイヤの逆履きはあくまでも自己責任で。