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2日目:2006年04月30日(日):横須賀〜大分 へ(フェリーの旅)

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7:38 夜が明けると

 フェリーは太平洋のど真ん中。

 陸地はおろか、辺りに船さえも見えません。

 (この時間、フェリーは三重県沖を航行中です)
8:12 朝食です。

 乗船中はフェリーのレストランで食事をしました。

 朝食は「和定食」750円也。
 ちょっと高いですが、ほかに行くところがないので致し方ないです。(;_;)
 (朝食くらいなら、コンビニのおにぎりでも持ち込めばOKですね)
 
 ※ シャトル大分では、ご飯とみそ汁がセルフサービスでお代わり可でした。(*^_^*)
11:20 ブリッジ見学?

 朝食後、惰眠をむさぼっていると、「ブリッジ見学を行います。見学希望者の方は参加券を配布しますので取りにきてください」との船内放送がありました。

 どうせフェリーの中ではやることがなく退屈です。
 早速、”ブリッジ見学参加券”なぞ言うものをゲットしてきました。
12:54 昼食です

 先ほど、朝食をご案内したばかりですが、もう昼食です。

 船室でゴロゴロしているだけなので、お腹も減りません。
 しかし、レストランの営業時間が12:00〜13:00なので時間を逃すと食事にありつけなくなるので昼食にします。

 昼食は「横須賀海軍カレーセット」ドリンクが付いて800円也。
(朝食の価格設定とこの価格設定に疑問が湧きます)
 ただし、サラダの盛りが少ないのは、写真を撮る前に食べてしまったから・・・(^^;)
15:21 ブリッジ見学!

 午後3時過ぎからは、午前中アナウンスのあったブリッジ見学です。
 
 ブリッジと言うのは船の運転室で、そこを見学させてくれる訳ですね。
 
 ゴールデンウイーク中のサービスだと思いますが、退屈な我々にはなかなか心憎いサービスです。

 ちなみに、右端にある丸いのが、舵=船のハンドルですね。(それくらいは誰でも知っちょる!)
 でも、運転手も居なければ、イスもない。(只今、自動航行中です)
15:21 レダーです。

 いわゆる、”船の目”ですね。

 カーナビと違って、ヘッドアップしません。上が北です。
 船は現在、左下(南西)に向かって進んでいます。

 現在の画面設定は1目盛り=5マイル
 (1マイル(海里)=1.852キロメートルだそうじゃ)
15:22 ブリッジから船首を見ると

 こんな感じ、レーダーで見えている前方の船も、肉眼ではほとんど見えません。 
15:27 アクセルです

 名前は何というか忘れましたが、船のアクセルにあたる部分ですね。
 エンジンが2基、それにスクリューが左右2本直結なので、アクセルも左右独立して2個あります。
 今は、ほぼ全開。
 
 NABCO社製。
 日本エアーブレーキ株式会社 西神工場 制御システム事業部製、昔、新入社員の頃、研修でお世話になりました。
 こんなところで、お目にかかるとは・・・
15:29 テレグラフと言うそうです

 スクリューの羽根の角度を変える装置です。

 大型船の場合、エンジンとスクリューは直結で、クラッチなどはありません。
 また、ブレーキなども無いため、急減速をしたいときは、スクリュー羽根の角度を逆さまにして、逆向きの推力を発生させます。
 それが、この装置。
 ちなみに、この船の最高速(22.5ノット=約40キロ)から、急制動をかけて止るまでの時間は2分26秒、距離にして825メートルだそうです。

 おまけの情報:この船の前歴は船名「おおあらい」、以前は苫小牧−大洗間を就航していました。北海道ツーリングで乗ったことがある人が居るのでは? 
15:29 こちらはフィンスタビライザー

 フィンスタビライザーは魚で言う胸びれのところに付いているフィンで、船が波で左右に揺れるとき、このフィンを自動で逆相に動かして船を安定させるものです。
 ただし、あまり安定させるためにフィンスタビライザーを使うと抵抗が大きくなり、船速が上がらず、不経済になるのでほどほどに使用します。

 その他にフェリー特有の装備で船の側面にスクリューが付いていて、接岸時など船をドリフト(横滑り)させるバウスラスターなるものの制御装置などもあります。

 なんて言う具合で、ちょっとした交通博物館なみ。
 十分時間つぶしが出来ました。
15:46 風呂場です

 いよいよやることが無くなったので、風呂にでも入ります。

 写真を写すことが出来るほど空いていますが(笑)、この時間はあまりお薦めしません。
 既に、皆さんお入りになっていて、お湯が汚れています。(-_-;)

 入るのであれば、一番風呂がお薦めです。
17:44 陽も傾き始めました

 夕方も6時近くになり、陽も西に傾き始めました。

 この時期ですと、関東ではもう薄暗くなる時間ですが、だいぶ西まできましたので、まだ日没までは時間があります。

 船は高知県の足摺岬の沖を航行中です。
18:49 日没間際

 7時も近くなり、日没間際の時間になりました。

 春先で湿気が多いため、空気がよどみ、はっきりとした日没にはならず、ぼんやりとそしてゆっくりと空が暗くなっていきます。

 日没時間は関東より1時間以上遅い感じです。

 船は”沖の島灯台”沖を通過し、北に進路を取り、豊後水道そして大分を目指します。
21:21 大分大在港

 フェリーは間もなく、大分大在(おおざい)港に接岸です。

 22時間の長かった船旅もここで終わります。
21:51 下船
 
 接岸後しばらくして、下船の開始です。

 船を下りた車たちは、おのおのが目指す方向に散っていきました。
22:07 ハイエースから下船

 ハイエースで下船後、今度はバイクをハイエースから下船させます。
 車はフェリー埠頭近くのパーキングに置き去り(ちょっと無謀)、イタズラされないかちょっと心配。(かなりお薦めしません!)
22:13 ツーリングの

 ツーリングの始まりは、いつも朝とは限りません。

 九州ツーリングの走り始めは、夜のフェリー埠頭から。

 まずは今夜の宿泊先、大分市内に向かいます。
22:42 ホテルに到着

 フェリー埠頭を出てから、少々道に迷い、大分川に架かる舞鶴橋のたもとにあるホテルに到着しました。
22:42 ”プチおさ1号”号?

 バイクの駐輪場には1台のGSX−Rが。

 すでに到着済のプチおさ1号さんの愛車、GSX−Rでしょう。きっと。
 とりあえず、写真に納める。
22:54 コンフォートホテル大分

 チェックインをすませ、プチおさ1号さんの携帯に到着を連絡。
 遅くなりましたが、これから食事に出かける約束をし、部屋に入ります。

 ツイン、朝食付き、¥8,900−
 1人当たり4,500円弱とリーズナブル、泊まるだけなら十分すぎます。 
22:56 掲示板をチェック

 Ryo@Mさんはホテルにあるパソコンで、自身の掲示板をチェック。
 (このおじさん、ほんとインターネット大好きみたい)
23:22 オフ会?

 チェックイン後、プチおさ1号さんと合流して、近くの居酒屋にオフ会?へ

 「かんぱぁ〜い!」と言うことで、初対面ですが、バイク談義に花を咲かせ、夜がとっぷりと更けていきます。
今日の航路

 昨晩、横須賀を23:10に出航したフェリーは、22時間あまりをかけ、大分の大在港へ21:30に到着します。
今日の道程

 大分大在港〜国道197号線〜大分川舞鶴橋

 本日の走行距離、わずかに18km


3日目に続く