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2010年6月28日(月) 2010北海道ツーリング(2日目)

7:02 起床

 朝、目が覚めて、窓から外を見ると快晴。

 やっぱり、北海道には梅雨がない! (^_^)v

 と言っても、昨日と同じように湿度は高く、海面近くは薄ぼんやりとした天候です。


 昨晩は、昨日の朝が早かったこともあり、10時前には寝てしまいました。
 たっぷり寝たので、今朝はしっかりと目が覚めました。

7:30 朝食

 7時半になりました。
 
 朝食です。

 朝食は、食堂で。

 朝食は奇をてらったものはなく、普通に和食。
 ただ、魚がアジとかサンマではなく、ホッケであるところが北海道を感じさせてくれるところ。
 (塩ジャケだったら微妙だね)


 朝食のとき、宿の女将さんが、この周辺の見どころやルートなどを親切・丁寧に教えてくれます。

  
8:28 出発

 朝食も食べながら、今日のルートもおおかた決めました。

 それでは、バイクに荷物を積んで出発の準備をします。


 今日の宿泊先は上富良野です。

 宗谷岬から上富良野まで通常のルート(ナビのルート)であれば、オホーツク海側の国道238号線を浜頓別(はまとんべつ)まで南下し、浜頓別から国道275号線で内陸に進路を取り音威子府(おといねっぷ)まで。
 音威子府から国道40号線で旭川方面に進むのが定番のようです。

 けれど、バイクで走るのに、国道だけでは面白くないので、国道238号線でオホーツク海沿岸を南下し、浜頓別よりさきの枝幸まで進み、そこからは北海道道で美深まで西進して国道40号線に入る予定です。
8:30 走り始めの距離

 走り始めの距離は

 20,906 km。


 それでは、北海道ツーリング2日目、出発します。 (^o^)/
8:46 宗谷丘陵

 宿を出発して、左手にオホーツク海を望みながら国道238号線を南下します。

 国道が少し内陸に入り、標高を上げると、右手に宗谷丘陵の風力発電群が見えてきました。

 ここで、バイクを停めて、写真を一枚。(バイクの向きは逆さまですが)

 写真だとスケール感が出ないのが残念。(^^;)

 
9:27 行きすぎた(汗;)

 宗谷岬を出て、約50km。

 ポロ沼を過ぎたところで、浜猿払(はまさるふつ)から国道を離れ、ツーリングマップルにお薦めマークがある天北南部広域農道に曲がるつもりでしたが、交差点がわからず行きすぎてしましました。(汗)


 内陸に入り10kmほど走ったところで、間違えたことに気付き、Uターン。


 ふたたび、オホーツクの海が見えるところまで戻ってきました。

 
9:30 戻った 

 行きすぎた浜猿払まで戻ってきました。

 ここで、一旦国道238号線を離れ、左折して天北南部広域農道へ。

 
9:33 どこまでも続く

 ツーリングマップルにあったお薦めの道、天北南部広域農道

 どこまでも続く直線。

 だれも、すれ違わない。


 今の時代、携帯電話があるので何かトラブルがあったら助けを呼べるが、携帯の無い時代だったら・・・・と、意外に心配性な自分。

 こういったところに一人で来ると、人間力が試されます。 ^^;

 
9:55 給油

 天北南部広域農道を走った後、ふたたび国道238号線に戻り、屈斜路湖畔にある町 浜頓別(はまとんべつ)までやってきました。

 
 この先で内陸に入り、しばらくガソリンスタンドが無いので少し早めですが、今日1回目の給油をします。


 ハイオクを給油できる機械が1台しか無く、しかも機械の塗装が日焼けして薄くなっているし、ハンドルの周りは軽く錆が浮いている。 
 このハイオクはいつのだろう? とちょっと心配してしまう。 (^^;) 
  
 
10:21 仕事の段取り

 ガソリンスタンドに着いた時点で、携帯に何件かの着信履歴。

 今日は6月28日月曜日。

 客先は通常通り仕事をしている。
 何件か電話をして、休み明けの仕事の段取りをしておく。

 もう電話がかかってこない事を期待しよう。


 ふと、これから向かう先の山々を見るとすっぽりと雲に覆われていました。

 『雨、降られるかな?』
10:28 雲が低く

 国道238号通称オホーツクラインを網走方面に向けバイクを進めます。

 目の前に神威岬(かむいみさき)が見えてきました。

 雲が低く立ち込め、今にも降り出しそうです。

 
10.30 神威岬

 国道から少し折れて、旧道に入り、神威岬にやってきました。

 目の前にはオホーツク海が広がっています。

 背後の山には、灯台。

 靄(もや)で山の上の方が見えません。
  10:50 内陸へ

 枝幸まできて、国道238号線を離れ、右折して北海道道12号枝幸音威子府(おといねっぷ)線へ。
 
 内陸に進路を取ります。

  10:52 道道12号枝幸音威子府線

 国道238号線から道道12号枝幸音威子府線に入りました。

 オホーツクの沿岸は海からの水蒸気で靄がかかっていましたが、内陸に入るとくっきりと晴れていました。
 それに合わせて、気温もグングンと上がります。

 道道12号線は原生林の中を走る片側1車線の道路です。
 直線と中速コーナーが組み合わされ、ほぼ貸切り状態の道を快適に走ることができます。
 
 
  11:01 歌登に到着

 道道12号線で歌登に到着しました。

 ここで、左折して道道120号美深中頓別線(びふか なかとんべつ)に入ります。

 

 
  傷付き防止

 今回のツーリングではサイドバックを使用していますが、シートカウルにすり傷が付くのを防止するため、荷造りテープで保護。

 効果がありました。
  11:20 ちょっと休憩


 歌登の街から、道道120号線を25kmほど走り、天の川トンネルの入口まできました。

 歌登からここまで、すれ違う車ナシ。 ちょと心細くなります。
 (熊が出ないかな?)


 ちょうどトイレがあったので、トイレ休憩。

 トイレのドアが自動ドアなのが驚きだ。 (税金の無駄遣いだろう)
 
  11:22 天の川トンネル内

 天の川トンネル内。

 この時期、どのトンネルも湿気の多い空気が流れ込み、結露して路面はビショビショに濡れている箇所が多い。
 カーブのあるトンネルは注意が必要だ。 
  11:35 仁宇婦(にうっぷ?)

 先ほどの天の川トンネルから20km弱、仁宇婦の市街地に到着しました。

 ここまでの道も中速コーナが連続して、気持ちよくリッターバイクを走らせることができます。

 ただし、道路の周りは原生林、野生動物の飛び出しには十分注意しないと。

 
 仁宇婦の市街地から右折して、道道49号美深雄武線に入り、西走して美深(びふか)の市街地を目指します。
  11:46 道道49号美深雄武線

 仁宇婦の市街地から道道49号美深雄武線で美深の市街地を目指します。

 道道49号線はさっきまで走っていた道道120号美深中頓別線より、よりカーブが浅い中速コーナーと直線とが組み合わされ、高度変化もほとんどないハイスピードが可能な路線です。

 交通量も貸し切りとまでは行きませんが、ほとんど対向車も併走車もなく、快適に走ることができます。  
  11:52 暑い

 朝、宗谷岬を出発してオホーツク海の沿岸を走っているときは、天気もイマイチで、気温も低く涼しく感じましたが、内陸に進路をとってから、じわりじわりと気温が上がってきました。

 美深の市街地に近づいてきました。

 R1に付けてある、時計の温度計は、外気温よりだいたい3℃くらい高く表示されますが、今は35℃を表示しています。
 なので、実際は 31,2℃!

 真夏の暑さです。(汗) 本物の汗!(^_^;)
  11:53 国道40号線

 仁宇婦の市街地から道道49号線を西進し20kmほど、美深で国道40号線に突き当たりました。

 ここを左折して、旭川方面を目指します。
  12:25 名寄で給油

 美深で国道40号線に入り、南下して約20km、名寄の市街地までやってきました。

 ここで、今日2回目のガソリン給油。

 浜頓別で給油してから140kmほどしか走っていないので、ガソリンは余裕がありますが、暑さで人間の方が水分補給をしたいので、ガソリンスタンドに立ち寄り。

 
 美深からこっち名寄までの国道40号線は完全に幹線道路で、バイクで走る楽しみはありません。
 ただ、他の場所に移動するためのリエゾンを余儀なくされます。
  12:40 多寄で蕎麦

 名寄でガソリンを給油、水分を補給後、引き続き国道40号線を旭川方面に向けバイクを走らせます。

 今夜の宿がある上富良野に行くのに旭川を通過するので、旭川ラーメンでもと考えていましたが、暑すぎてラーメンを食べる気になりません。(@_@)
 そんなことを考えながら走っていると、多寄の市街地で”そば処”の幟(のぼり)を発見!

 北海道は蕎麦の生産量日本一、蕎麦処でもあります。

 バイクを停めて、今日の昼食は北海道の蕎麦をいただくことにしました。

 
 そば処の名前は”淳真(じゅんしん)”。

 さっそく入ってみることにします。 
  12:48 たよろもりそば

 注文は、町の名前をあしらった、”たよろもりそば(¥680)”。 小さなおむすびが付きます。

 蕎麦は地元と言うより、裏のそば畑で知り合いのオヤジさんが育てた蕎麦を自然乾燥させ、石臼で挽いた蕎麦粉を使っているそうです。まさに地産地消。


 
  12:48 細打ちですが

 それでは、『いただきます。』

 蕎麦の太さは、お品書きには”細打ち”と書いてありましたが、日頃江戸流の蕎麦を眺めている自分には、標準的。
 (東京の蕎麦は、平均的に細めだと言うことを実感)
 蕎麦は”そば殻”を取り除いた丸抜きを挽いたもの。
 二八くらいだと思います。

 夏も近い時期ということもあってか蕎麦の香りはちょっと少なめ。
 9月末には新蕎麦の収穫が始まる北海道では、この時期が一番厳しい時期かもしれませんね。

 汁は出汁よりも醤油が強めの、はっきりした味付けでした。

 そばは地方に行くほど量が多いような気がします。
 東京の普通の大盛りくらいはありそう。
13:01 ごちそうさまでした 

 ご馳走さまでした。

 美味しかったです。 が、北海道と言うことで期待しすぎかな。 もっと、インパクトのあるものを期待しちゃいました。

 十分美味しい蕎麦屋さんです。


 お腹もまあまあ膨らみました。

 それでは、出発します。

 
  13:18 士別剣淵から

 昼食を食べた後、多寄を出発して国道40号線を南下します。

 国道40号線は相変わらず、交通量も多く、幹線道路で退屈な路線です。

 士別から先は道央自動車道がほぼ並行して走っています。
 今日6月28日から高速道路の無料社会実験が始まりました。
 ここ士別剣淵から旭川までも、無料社会実験の対象区間です。
 退屈な幹線道路を走り続けても、楽しくないので、士別剣淵から道央自動車道に上がることにします。


 士別剣淵の料金所は、標識にあるように、日本最北端の料金所 らしいです。 

 昨晩泊まった宗谷岬に続き、今回のツーリング2つ目の最北。(^^)
  13:21 道央自動車道で

 道央自動車道に上がりました。

 無料社会実験が始まり、交通量は1.何倍かに増加したらしいですが、まだまだ空いています。

 士別剣淵からの道央自動車道は、写真にもあるように、ほとんどの区間が片側1車線です。

 対面通行の区間の最高速度は80kmに制限されているので、下手な郊外の一般道と走っている速度はそれほど変わりません。
 一般道であれば、遅い車が走っていても、追い抜くことができますが、対面交通の高速道路で前に遅い車が走っていたら、四輪車は追い抜くこともできず、かえって遅くなってしまうこともありそう。

 
  13:52 旭川鷹栖インターに到着

 旭川鷹栖インターに到着しました。

 ETCゲートに人だかり。 
 検問かと思ったら、無料社会実験の初日と言うことで、テレビ局が取材をしていました。

 
 この後、料金所を出て、国道12号線に合流。

 合流箇所には一時停止の”止まれ”の表示。

 ふと、後ろを見ると50mほど離れて、パトカーが一時停止違反を見張ってる。
 うっかり、そのまま合流しちゃうと、御用!です。 気を付けないとね。
 しかし、北海道はパトカーが多いね! (-_-;)
  14:16 USBケーブルを購入

 インターを下りてすぐ、イオン旭川西ショッピングセンターへ。

 今回のツーリング、ノートパソコンを持ってきたんですが、デジカメのデータを転送するUSBケーブルを忘れてきてしまいました。 (>_<)

 ここで、USBケーブルを購入。(¥500)
  15:09 国道237号線で

 旭川でUSBケーブルを購入した後、国道237号線で今夜の宿泊先のある上富良野に向かいます。

 美瑛(びえい)まできて、上富良野まであと17km。

 しかし、暑い。
 道路脇にある温度計が31℃を表示していました。(シャッターのタイミングが悪く写ってませんでした。(^^;))

 夜のニュースで聞いたところによると、今日の北海道は6月としては、何十年ぶりの暑さだったそうです。  
  15:35 美瑛を探索

 上富良野はもう目と鼻の先。

 宿に入るにはまだ少し早いので、美瑛を探索することにします。


 美瑛は、”るるぶ”によると”花咲く丘が広がる美景の地”らしい。
 花には興味がありませんが、せっかくなので、周遊してみることにしました。

 美瑛の絶景エリアは大きく、”パッチワークの路”と”パノラマロード”があるそうです。

 まずは、国道237号線の西側に位置する パッチワークの路 にある”北西の丘”へ。(駐車料金無料)
  15:43 花よりトウモロコシ

  バイクを 北西の丘 にある駐車場に停めて、展望台へ。


 昼食がもりそば(大盛りではない)だったので、少し小腹が減りました。
 駐車場の売店でゆでトウモロコシを買う。


 いつものように、写真を撮る前に、食べてしまった。 (^_^;)
 
  15:49 北西の丘展望公園

 さっき登った展望台はピラミッド型。

 たぶん公営で、駐車場等無料。

 まだ、ちょっと早かった様ですが、7月上旬には辺り一面にラベンダーが見られるらしい。


 また、遠景が利けば、大雪山連峰が一望できるらしい。が今日は視界が悪く×。  (X_X)
  15:57 ケンとメリーの木

 先ほどの 北西の丘 から少しのところにあるケンとメリーの木

 昔(昭和40年代)、日産スカイラインのCM”ケンとメリー”で使われたらしい。

 自分は昭和38年生まれですが、「あ〜いの♪、スカ〜イライン♪」とCMソングは記憶にあるが、この木がコマーシャルフィルムに出てきたことは残念ながら記憶にない。 (>_<)


 その他、セブンスターマイルドセブンのパッケージに使われた木や丘があるが、今ひとつ記憶にない。(-_-;)


  16:36 四季彩の丘

 パッチワークの丘 を離れ、国道237号線を挟んで東側に位置するパノラマロードにある四季彩の丘へ。

 駐車場にバイクを停めて、中をのぞくと一面の花畑。
 良く手入れがされています。

 花に興味がある嫁や母親を連れてくれば喜ぶだろうけど、ゴメン。自分は全然興味がない。

 入場料を取られそうだったので、入口にある花のロータリーの前で写真を撮って終了!
 (後で調べたら、入場料は無料。で、維持管理費として¥200の募金をお願いしているそうです)


 ぼちぼち、イイ時間になったので、宿に向かうことにします。
 
 
  16:49 ジェットコースターの路

 四季彩の丘を離れて、一旦国道237号線へ。

 そして、すぐに右折して、西11号道路へ。
 西11号道路は通称ジェットコースターの路
 「う〜ん、納得!」 でも、一番下のところは、止まれの標識があり、一時停止だ。


 宿はもう間近なので、5時には宿に入れそう。

 ここからはナビまかせ。
 住所がラフなので、ナビには事前に緯度経度でデータを入力しておきました。

 
 ナビまかせで到着したら、到着地点は雑木林の中! 宿らしき建物はなし。 (汗)

 「あれぇ???」 (^_^;)

 もう一度、緯度経度を確認。 で、もう一度、データを入れ直し。

 ちょっと到着点から、離れてみる。 ナビが別のルートを指示。

 「やっぱ、入力間違えていたか」

 で、結局同じところに戻ってくる??? 
 (ナビがUターン禁止設定になっていたので、少し離れた位置に行くと、とりあえずグルッと辺りを廻ってきて到達点に行くらしい)
 
 で、もう一度ナビを良く見ると、緯度経度の入力設定が、”度分”になっていました。自分は”度分秒”で入力していたので、位置がずれている。
 分かり易く書くと、 自分はN43°30′39″と入力したかったのが、ナビではN43°30.39′となっていました。 (>_<)
 ナビは秒の部分が100進法だったんですね。

 ナビが今ひとつあてにならないんで、HPにあった地図で、宿に向かいます。(地図を印刷してきてヨカッタ!)

 左の写真は上富良野の畑の中を迷走した軌跡。(爆)
 後から、軌跡を見れば、宿の前を通過している。 orz

  17:41 宿に到着

 (やっと)無事、宿に到着しました。

 今日の宿は、小さな宿 旅の途中 さんです。

 今日も屋根付きの駐輪場。


 いやいや、この周辺をウロウロと40分も迷走してしまった。(汗)  
 (ちょっと動揺していて、宿の前で写真を撮るのをわすれましたね。(^_^;))
  17:41 本日の走行距離


  本日の走行距離

 21,312 − 20,906 = 406 km

 でした。


  小さな宿 「旅の途中」に泊まる。