OTHERS(Travel)   
  2014年8月31日(日) 尻屋崎に行ってみました。
 9:26 尻屋崎に

 青森の三沢に出張中、週末に嫁さんが遊びにやってきました。

 昨日の夕方、新幹線で八戸に到着。
 昨晩は寿司を食べて三沢に宿泊。

 今日は下北半島の北東端尻屋崎に出かけます。

 尻屋崎は嫁さんのリクエスト。
 

 普通、日本人であれば、まず本州最北端でマグロが揚がる大間に行きたい。とまずは思うところですが、地理感覚に疎い嫁さんは最北端に縛りはなし。
 動物好きの嫁さんは単純に八戸駅に貼ってあったポスターに載っていた”寒立馬(かんだちめ)”を見に行きたかったから。と言う理由での選択です。

 それでは、尻屋崎に向けて出発!

 走り初めの距離計は 76,754 km
 
 9:44 市街地を抜け

 宿泊先のある三沢の市街地を抜け、県道170号天ヶ森三沢線を北上、一路尻屋崎を目指します。

 5分で三沢の市街地を抜けると両側は畑。
 畑の中を真っ直ぐに伸びる道は、なんとなく北海道チックです。

 お盆中と違って、今日は晴れ。
 雲は浮かんでいますが、雨を降らせる雲ではありませんね。
 
 「青は空から、緑は大地から取った!」なんて、昔あったヨネックスのCMを思い出しちゃいましたね。
 古すぎぃ〜! これがわかる人は中年以上です。(爆)

 三沢から尻屋崎までは、おおよそ110km、クルマで2時間ちょっとの道のりです。

 10:15 六カ所村

 県道170号線を走り、途中から海は見えないものかと、農道を突っ切って太平洋岸に沿って走る国道338号線に入り、北上を続け六カ所村までやってきました。


 この辺りは、小笠原湖に始まり、いくつかの沼が連なっています。

 ここまでの国道338号線は、海岸線から少し入ったところを通っており、太平洋を見ることはできません。


 核燃料の再処理施設や放射性廃棄物などのニュースで取り上げられて名前は知っている六カ所村ですが、訪れたのは始めてです。

 10:45 最初のコンビニ

 引き続き国道338号線を北上します。

 六カ所村に入り、(六カ所村の人には失礼だが)基本周りは山林と雑木林ばかりで何もありません。
 特に商店とかはほとんどありません。

 途中でトイレに行きたくなったんですが、やっと出てきたコンビニがサークルK。
 三沢の市街地を出てから、国道を走って約1時間、最初のコンビニだ!

 すごいぞ、六カ所村。

 ちなみに軽く調べてみたら、2014年現在青森県にはセブンイレブンはなし、六カ所村にファミマはなし、、サークルKが2軒、サンクスが1軒とローソンが1軒の合計4軒だった。(暇だねぇ〜。)

 この何も無さ感がとってもいい。(嫌味じゃなくてね)

 10:51 国道338号線は

 海が見えました。

 六カ所村の北部に位置する”泊(とまり)”まできて、海が見えてきました。

 六カ所村は周知のとおり原子力関係の施設があることから、道路の整備が進んでいるようで、写真の様にこの国道338号線もきれいに整備されています。

 それに反して交通量はきわめて少ないため、休日のドライブには最高の路線です。

 記憶が確かならば、今まで2回ほど大間崎を訪れていますが、そのときは下北半島の陸奥湾沿いを走る国道279号線を走りましたが意外に交通量が多く、退屈しました。
 それならば、少し時間はかかるかもしれませんが、太平洋側のこの国道338号線を走った方が気持ちが良いと思いますね。

 10:52

 国道338号線の大部分はこんな感じ。(笑)

 土地の半分弱は原野と山林、その次が耕地という場所です。

 

 11:05 東通村(ひがしどおりむら)から 

 六カ所村から国道338号線を北上を続け東通村に入りさらに北上を続けます。
 国道338号線が少し内陸に入り北上を続け、しばらくすると県道248号尻労(しつかり)小田野沢線との交差店に到達します。

 ここで右折して県道に入り尻屋崎を目指します。

 東通村も六カ所村に負けず劣らず、原野と森林ばかりです。


 この辺りから太平洋沿岸には、鳥取砂丘のおおよそ3倍ほどもある日本最大の砂丘、”猿ヶ森砂丘”があります。
 けれど、砂丘は立入禁止。
 防衛省の弾道試験場があって、一般人は立入禁止だそうです。

 まあ、猿ヶ森砂丘自体、今回ここを通るまでは存在すら知りませんでした。
 
 11:20 県道は

 県道248号線から県道172号尻労袰部線(しつかりほろべせん)に入り、そのまま進んで県道6号むつ尻屋崎線とのT字路までやってきました。

 ここを右折して尻屋崎を目指します。

 県道248号線、172号線ともに原野・森林の中を走る県道でしたね。
 全線舗装されたセンターラインのある対面1車線の県道で、緩いカーブとが直線で結ばれていて気持ち良くドライブすることができます。


 
 11:30 初秋の空 

 県道6号線に入り、北東に進路を取って、尻屋崎を目指します。

 県道6号線に出ても、左手に海が見えてきましたが、基本景色は変わらず、何もない。
 同じ日本かと思うほど自然が溢れています。


 空は青空、空気が澄んで初秋の空模様ですね。 (´。`)

 11:32 突然の

 もうすぐ尻屋崎。

 と思ったら、目の前に現れた巨大なプラント。


 いままで人工物らしきものが、まったく無かったところに、突然建っているので違和感ありありですね。


 調べてみたら、三菱マテリアルの青森工場。
 セメントの製造をしている工場でした。

 「この工場で働いている人はどこから通ってくるんだ?」
 と心配になるくらい、まわりに集落や住宅地が見当たらないのだが。

 11:33 尻屋崎への標識

 三菱マテリアルの工場をそのまま通過すると、間もなく県道6号線から尻屋崎に進む標識が見えてきました。

 ここを右折して、尻屋崎に向かいます。
 11:34 入口には

 標識を見て、左折して県道6号線を外れるとすぐに遮断機が現れます。

 ここから先に馬が放牧されていて、間違って馬が出ないよう遮断機が設けられているようです。

 遮断機は自動感知式。

 クルマが近づくと自動で開きますが、馬の大きさでは開かないみたい。
 自転車で訪れたライダーは入口にあるボタンを押して開門して遮断機を通過していました。

 11:40 尻屋崎灯台

 遮断機を通過し、クルマで2kmほど進むと目の前に真っ白な尻屋崎灯台が見えてきます。

 が、お目当ての寒立馬は見当たりません。

 
 ここに来る前に”寒立馬”をwikiてきましたが、以前9頭まで減少しましたが、青森県の天然記念物に指定し、保護政策により現在は40頭ほどに回復したらしい。 んですが、見当たりません。 (>_<)

 11:43 駐車スペースにクルマを駐める

 居たね、寒立馬。
 写真は後にして、とりあえず灯台の近くにある駐車スペースにクルマを駐めます。

 駐車スペースにはクルマが10台くらい、バイクも2台駐まっていました。
 
 端も端、本州最北東端なので、枯れた名所と思っていましたが、意外に観光客がいましたね。

 11:46 寒立馬ですが

 はい、寒立馬。 ですか?
 写真で見たのよりかなりスマートですね。

 辺りを見渡すと、4頭しかいませんよ?

 内、2頭は子供で、草の上で行き倒れの様に寝てます。(笑)


 11:46 寒立馬をバックに

 記念に寒立馬をバックに写真を撮ってと、嫁さんのリクエスト。

 でも、後ろの寒立馬に噛まれないか気になっちゃいます。(笑)

 11:48 野生の血

 一緒に連れてきたらびちゃん。

 草っぱらと馬を見てエキサイト?

 キャリーバッグから飛び出そうとしています。

 「やっぱり、野生の血が騒ぐんだね。」


 後ろの子馬は、昼寝中でやる気無し。
 嫁さんがエサに持ってきたニンジンをあげても、見向きもしません。
 
 みんなが持ってくるから、飽きちゃってるみたいだ。

 12:01 ニンジンは

 嫁さん、楽しみにして40頭分のニンジン(40本以上)を持ってきたんだけどね。

 あまり興味が無いみたいで・・・。

 ほとんどのニンジンをお持ち帰り。(爆)







 ※ 余ったニンジンは宿泊先に寄付させていただきました。(笑)
 12:06 尻屋崎灯台

 青空に映えるね。

 写真を撮る方としては、灯台の下辺りに寒立馬が居てくれると写真がもっと映えるんだが・・・。

 生き物は言うことを聞いてくれないからね。


 ちなみに、”日本の灯台50選”に選ばれているこの尻屋崎灯台は、本州最北東端に位置し、レンガ積みの灯台としては日本一の高さを誇り、東北地方で最も古い洋式灯台らしい。
 と聞くと有り難みが増します。 (^_^;)

 12:07 津軽海峡を挟んで

 尻屋崎灯台から左にパーン。

 津軽海峡を挟んで北海道が見えます。

 あれが北海道だと思うと、ずいぶん北まで来ちゃったんだなぁ〜。と実感します。


 寒立馬がやる気の無いのが4頭しか居ないこともあり、お腹も空いたので移動することにします。

 とりあえず、尻屋崎をグルッと時計回りに廻ってから県道6号線に戻ることにします。

 12:27 寒立馬の集団

 尻屋崎をグルッと回って県道6号線に入り、来た道に戻る途中、

 『居た!』

 寒立馬の集団、ゲートの外の別の場所に放牧されていました。
 
 道路から見えるここは有刺鉄線に囲まれて立入禁止。

 
 尻屋崎灯台周辺の放牧地は、観光のために放牧しているみたいです。

 

 12:53 昼食を食べに

 尻屋崎灯台を後にして、昼食を食べに行きます。

 向かう先は大間崎。

 ここまで来て大間崎に行かない手はありません。

 尻屋崎から大間崎までは65kmほど、1時間ちょっとの道のりです。


 

   往路の道程
   往路の走行距離 108.2km