CBR600RR    
2020年8月16日(日) フロント ブレーキをクリーニング
 16:17 今年のお盆は

 世間では、今日はお盆休みの最終日。

 俗世間から解脱している自分は、まだまだ休みが続きますが。
 (世間では、”休み”とは言わない。 ”失職中”である)(笑)

 今日も暑いので、水仕事がよろしいので、ブレーキのクリーニングをします。
 今日はCBR600RRの方、昨日やったのはGSX-R。

 GSX-Rだけ可愛がると、CBRが焼きもちを焼くから?

 16:27 左側から

 それでは、左側から。

 ブレーキ キャリパーを取り外します。

 
 ピンク色のペイントマーカで書いてある数字は、キャリパーの締付トルク。
 サーキット用なので、間違えないように直接書いちゃう。
 
 サーキットにいって、ボルト締めるのに、いちいちサービスマニュアルでトルクを調べてたらカッコ悪いでしょ。 見栄を張っているわけです。(笑)

 
 ※ サーキットだからって、サービスマニュアルを見て作業することは、カッコ悪いことではありません。 正しく、整備しましょう。
 整備不良で、トラブルを起こすことの方が、カッコ悪いです。 
 16:29 パッドピンを

 と、キャリパーを外す前に、パッド ピンを緩めておくの忘れました。(汗)

 なので、もう一度キャリパーを仮留めして、パッドピンを緩めておきます。


 昨日、クリーニングしたbrembo製のGSX-Rのキャリパーは優れもんでね。
パッドピンを使ってなくて、構造的にパッドが脱落しない様になってるんですよ。
 16:30 それほど?

 さて、キャリパーが外れたら、汚れ具合を確認。

 CBRはサーキットを走るので、そこそこの頻度でパッド交換しているので、街乗りバイクほどは汚れてません?

 16:31 モリワキの

 そして、キャリパーを外したら、ブレーキパッドの残厚の確認。

 今装着しているパッドはモリワキ製。

 効きは純正と比べて遜色なくて、持ちが良い。
 そして、値段もリーズナブルで、言うことなし!
 だったんだけど、販売中止になっちゃった。

 残念。 とっても残念。

 HRCのパッドは財布に優しくないのだよ。

 ぼくのために再販してくれないかなぁ。

 16:32 使用限度は

 で、このモリワキのブレーキパッドですが、取説に書いてあるとおりウエアインディケータがありません。
 パッドに溝が切ってあるヤツね。

 なので、パッと見、使用限界がわからない。
 これが唯一、不便なところ。

 そして、推奨の使用限度は、残厚6mm。
 16:33 残厚をチェック

 なので、パッドを外したタイミングでチェックしておきます。

 左側の1枚目は、残厚 7.36mm。

 デジタルノギスが出来て便利になりました。
 元来のノギスは、老眼だとなかなか見るのが厳しいですからね。(笑)

 今の人たちは、副尺が付いているノギスをご存じだろうか。

 ノギスを読むことは出来るかな。

 ノギスで1/20mmまで計れる原理はわかるかな。

 副尺を思いついた人は天才だね。

 さて
 16:33 2枚目は

 2枚目は、7.29mm。

 まだ、大丈夫です。


 写真撮り忘れたけど、ついでにパッドピンも目で見て確認しておこう。

 意外に、パッドが当たる部分が減って、痩せていることがあります。
 値段はそんなに高くないから、減っていたら交換しよう。
 16:36 ピストンを

 ブレーキパッドを外したキャリパー。

 ピストンを押し出して。

 シールに隠れていた部分がどこまでか、はっきりわかりますね。

 昨日クリーニングしたGSX-Rのピストンの色だとはっきりわからないけど、銀色のピストンだと、汚れ具合が良くわかります。

 それでは、クリーニング開始。
 16:40 古くなった歯ブラシで

 そして、ピストンを洗うのは、使い終わった歯ブラシを使って、中性洗剤で。
 歯ブラシはUSEDですが、昨日GSX-Rで使ったのとは、別の歯ブラシ。

 歯ブラシを使い回すのって、イヤでしょ?
  16:41 キャリパーピストン着脱ツール

 見えるところがきれいになったら、昨日の記事で紹介した”キャリパー ピストン着脱ツール”を使って、ピストンを回して、汚れた面を手前に。
 16:50 ピストンを押し込む

 ピストンのクリーニングが終わったら、ピストンを目一杯押し込みます。

 そうしないとCBRのブレーキパッドのバックアップスプリングは取れないんです。
 16:53 バックアップ スプリングは 

 バックアップ スプリングが取れたら、これも洗っておきます。

 一応、変形してないかとかチェック。
 16:53 方向がある

 このバックアップスプリング、(上下の)方向があります。

 ので、組付け時に注意。

 16:58 パッドも

 バックアップスプリングを組み付けたら、パッドも。

 パッドも中性洗剤で掃除。

 走ったら、すぐ汚れるけどね。
 17:13 パッドピンを

 キャリーパーにスプリング、パッドを組み付けたら、本体に取り付け。

 パッドピンも、トルクレンチを使って締付け。

 あくまでの自分の場合ですが、ブレーキ周辺のボルトは、トラブルが怖いのでどうしてもオーバートルクで締め付け気味。

 なので、オーバートルクにならないようにトルクレンチを使って、きっちり正確に締付けます。
 17:15 確実に

 最後にブレーキキャリパーの取付け。

 キャリパーを取り付けているボルトはCBRは二面幅14mmで、GSX-Rより大きいんだけど、それでもトルクは普通の締付けと比べると高め。

 なので、適正に取付ける様、締付けトルクはトルクレンチの数字任せ。
 17:18 右側に

 左側が終わったら、続いて右側。

 まずは、キャリパーの取外しから。

 
 写真を見て気付いたけど、フォークのストローク エンド付近、汚れてるね。
 17:20 右側も

 右側も外しました。

 特に問題なし。
 17:22 サビが

 パッドを外して、パッドの残厚を確認。

 する前に、ピストンの先っちょ、サビが出てるね。

 パッドと接触している部分だから、メッキ加工とかしても剥がれちゃうので地金なんだね。
 CBRの場合、サーキットしか走らないから走行頻度が少なくて、サビが出ちゃうのかも。
 これくらいなら、走り始めればすぐに取れそうだし、問題なさそうなので、そのまま使います。

 このサビがピストンの壁面まで上がってくる様だったら、ピストン交換しよう。
 17:25 3枚目は

 3枚目は、7.40mm。

 記事としては、パッドの残厚なんて、どうでもいいことだけど、備忘録なのでご了承ください。(笑)
 17:26 4枚目は

 4枚目は、7.41mm。

 そこそこ残厚はあるので、まだ、何走行か走れますね。
 17:34 ピカピカで

 右側もクリーニング、完了。

 ピストン、ピカピカで気持ちいいです。
 17:35 ピストンを押し戻すとき

 ピカピカになったら、同じ様にピストンを押し込んで、バックアップスプリングを掃除します。

 ピストンを押し込むときに、リザーバータンクのブレーキ フルードの量に注意。
 多めに入っていると、押し込んだときにあふれちゃいますから。

 17:40 方向が

 バックアップスプリングも掃除したら、元に位置に。

 パッと見、上下形に差がないように見えるけど、写真の部分の太さが違って方向があります。
 無理矢理、力で押し込むと逆向きでも付いちゃうんですが。

 逆向きに着けて走っても大丈夫かは、怖いから検証してません。(-_-;)

 17:47 スプリングを着けたら

 バックアップスプリングを取り付けたら、パッドを取り付けて、パッドピンを挿してパッドを固定。

 17:51 キャリパーを

 最後にトルクレンチを使って、キャリパーを締付け。

 パッドピンを締めるのも忘れずに。
 17:54 締め忘れの確認

 取付け完了です。

 最後にもう一度、ボルトの締め忘れがないか確認して終わりです。
 17:54 にぎにぎ

 キャリパを着けたら、最後にブレーキレバーをにぎにぎしてフルードを送って、パッドをディスク版に当てておきます。

 これを忘れると、筑波でコースインするとき、最初にゲートに並ぶんだけど、前のバイクに追突する。

 パドック内なので、大してスピードは出てないから大きな事故にはならないと思うけど。 かなりバツが悪い。

 なので、忘れずに にぎにぎ しておこう。
 17:55 仕舞い

 本日のキャリパーのクリーニングも終わり。

 これで、バイクを片付けます。

 使った工具とかも片付けますが、水滴が付いていたりするので、拭き取りながら仕舞うと時間がかかっちゃうね。

 CBRのフロントのブレーキ キャリパーのクリーニング終わりです。

 
 明日は、GROMのブレーキの掃除か。 ← それは、やりませんでした。(汗)


 (おわり)