GROM    
   2023年5月4日(木) フォークオイルを交換(2回目:その1)
       
 10:00 今年のゴールデンウィークは

 今年のゴールデンウィークは自宅で静かにしています。(笑)

 混むんでね。 ゴールデンウィーク。
 なので、ツーリングはゴールデンウィーク前に行っちゃいました。

 そして、自宅で静かに過ごしているゴールデンウィークのバイクネタはGROMの整備。

 GROMは吊し状態でフロントフォークはダンパー不足気味。
 (個人的な意見です)

 なので、2021年の3月にフォークオイルを超硬い KYB社製のフォークオイル”G30S”に交換しました。
 10:01 フォークオイルを交換

 でも、やり過ぎた。(笑)

 飛ばしているときは良いんですが、買い物に行くような流しているとき、細かいギャップを吸収してくれません。
 
 ので、ずっと交換しようと思っていました。

 で、ようやく重い腰を上げてフォークオイルを交換する次第です。

 ここまでの走行距離は 5,165km。


 それでは、作業を始めます。
 10:06 フォークオイルは

 フォークオイルを交換するのに、フロント フォークを取り外すのが必須ですが、取り外す前にフォークのキャップボルトを緩めます。


 フォークを外しちゃうと、フォークのアウターをガッチリ固定出来ないんでね。
 外す前に先にキャップを緩めておきます。

 キャップを緩めるのに、ハンドルが邪魔になるので、ハンドル ホルダーを緩めてハンドルをずらしてからキャップ ボルトを緩めます。
 
  交換するフォークオイルはG20S

 交換するフォーク オイルは前回交換したのと同じKYB社製。

 でも、今回は交換するのは G20S で粘度はSAEのオイルグレードで言うと 10W−30。
 これまで使っていたのは G30S で粘度はSAEのオイルグレードで
15W−40。

 さて、どれくらい硬さが変わるかな。

 ちなみに、同じGROMに乗っていて、たまに記事にも登場しているMAOHさんのGROMはこのG20Sに交換していて、好調って言ってました。
 10:06 トップブリッジのピンチ ボルトを緩めてから

 キャップ ボルトを緩める前に、トップ ブリッジのピンチボルトを緩めておきます。

 ここが締まったままだと、フロント フォークのアウターでキャップボルトを締める付ける力が加わったままなので。

 ピンチ ボルトを緩めたら、キャップボルトを緩めておきます。
 10:17 フロント フェンダーを

 左右のフロントフォークのキャップボルトを緩めたら、フロント フェンダーを外しておきます。

 そして、タイヤが接地していて力が加えられる内にブレーキキャリパーも外しちゃいます。
 10:19 アクスル シャフトは

 フェンダーとブレーキ キャリパーを取り外したら、フロントタイヤを外しのにアクスル シャフトのボルトを緩めます。
 10:21 ジャッキを

 アクスル シャフトを抜く前に、当然だけど、フロント タイヤが落っこちないようにジャッキを当てます。

 エンジンの下にジャッキかましているけど、サービスマニュアルを見ると、お薦めしてませんね。
 (自己責任でお願いします)
 
 10:24 三つ叉のピンチボルトを

 フロント タイヤを外す前に、フロント フォークを押さえているアンダーブラケット(三又)のピンチ ボルト左右を緩めておきます。
 10:27 タイヤを

 三つ叉のピンチ ボルトを緩めたら、アクスル シャフトを抜いて、フロントタイヤを取り外しました。
 10:28 フロント フォークを

 フロントタイヤを外したら、緩めておいたトップブリッジと三つ叉のピンチ ボルトを完全緩めて、フロント フォークを取り外します。

 このとき、ボルトを緩めると、フロント フォークがずり落ちないように、フォークを手で押さえておいてね。

10:29 ジャッキアップ

 フロント フォークを取り外しました。

 不安定で恐いね。 ( ̄。 ̄;)

 うっかり、押したりしない様、気を付けよう。
 10:29 フロント フォーク

 外した左右のフロント フォーク。
  10:30 キャップボルトを外す

 フロント フォークが単体になったところで、キャップ ボルトを緩めます。

 この状態で外すので、キャップボルトは前もっと緩めておかないと、外せません。
 (万力でアウターを挟むなんて、御法度ですよ)
 
 10:32 インナーチューブは

 インナーチューブは浮きサビがありますね。

 前回フォークオイルを交換したときもサビが出ていたので、落としておいたんですけどね。
 傷になっている様で、またサビが広がっていました。

 この部分は、普段サスペンションがフルボトムしても、ここまではストロークしないんですが、サスの油面調整するときにフルストロークさせます。
 そのときにダスト シールが通過するので、出来るだけサビを取り除いておいて、ダスト シールが痛まないよう気を付けないとね。
 10:32 サビは取った

 サビをサンドペーパで取り除いてみました。

 ちょっとメッキがハゲちゃってます。

 でも、出っ張りは無いので、たぶん大丈夫でしょう。


 これで、シールにダメージが出る様だったら、フォーク交換ですね。 (>_<)
 10:49 ダストシールには

 アウターチューブ端にあるダスト シール。

 ちょっと割れがあります。

 前回もあったんですけどね。

 ダスト シールを交換するには、アウターを引き抜かなきゃならないので、今回も見送り。
 オイルが漏れるようなら、バラして交換ですね。
 10:54 キャップ ボルトを

 フォークのキャップボルトを緩めました。

 10:56 ピストン ロッドから

 キャップボルトを ピストン ロッドから取り外します。
 
 10:57 オイルを抜く

 キャップボルトを外したら、フロント フォークをひっくり返して、フォーク オイルを抜きます。

 
 10:59 反対側も

 反対側のフォークもキャップ ボルトを外して。



 11:01 放置

 左右とも、フォークをひっくり返して、適当にストロークさせて、フォークオイルを抜いちゃいます。

 ダンパーAssy(インナー側)にはオイルの通路の横穴が空いてます。
 ストロークさせるときに、オイルシールがこの部分までこないように注意です。
 この横穴のエッジで、オイルシールに傷がついて、オイル漏れの原因になります。

 ひっくり返したまま、オイルが抜ける様、このまま放置しておきます。

 
 後の作業は、お昼を食べてからにします。

 14:24 出てきたオイルは

 お昼を食べて、昼寝を完了。(笑)

 午後も作業を続けます。

 フロント フォークから出てきたオイルをどんなもんだか計ってみます。

 左右2本で、400ccちょと。

 規定量がフォークオイル レベルを標準の75mmにした場合 221ccなので、両側で 221×2=442cc。

 まあ、9割くらいは出てきたかな。

 これ以上はバラさないと取り切れないと思いますので、先に進みます。
 14:33 新しいオイルを

 新しく入れるオイルを準備します。

 入れるオイル量がマニュアルだと221ccですが、多めに入れます。

 オイルが一瓶で600cc入っていて、GROMだと左右2本に入れられて残っても仕様がないので、ケチケチせずに。

 多めに入れた分は、後でレベル調整するときに抜きます。

 14:35 オイルを入れる

 オイルを入れていきます。
 
 ダンパーにオイルが回らないので、いっぺんには入りません。

 フォークをフルストロークしておいて、ギリギリまで入れたら、フォークをストロークさせて、エアーを抜いてダンパー内にオイルを回していきます。

 フォークをストロークさせるときに、引っ張りすぎに注意です。

 インナーの上の方、側面にオイルが通る穴が開いているんですが、思いっきり引っ張るとダストシールから穴が下に出ちゃうんで、そこからオイルが漏れちゃいます。 (-_-;)
 (やらかしちゃった本人が言うんだから、間違いありません)(爆)
 14:42 オイルを入れたら

 何回かストロークさせてオイルが入りました。

 フォークのダンパー内のエアーを抜く方法がありますが、写真だと説明が難しいので省略。(笑)

 実際に作業する人は、”グロム フロントフォーク エアー抜き”で検索すると簡易の真空抜きの方法が YOUTUBE に出てくるので参考にしてみては。


 さて、規定量を入れたら、オイルの量はアウターの上端から75mmになることになりますが、多めに入れたのと、エアーが抜けてないので液面は規定より高いです。
 14:45 放置する

 オイルを入れたら、エアーが抜ける様に、一晩放置します。

 置いている間にラップを巻いて、ゴミとか虫が入らないようにしておきます。

 14:48 同じ

 反対側のフォークも同じ作業。

 フォークオイルを入れていきます。
 14:48 エアー抜きを根気よく

 多少多めに計っておいたオイル、全部入りましたね。

 エアー抜きをしながら作業して、途中でオイルが入らなかったら、まだエアーが抜けてないので、根気よくね。
 14:58 寝かせずに置いておく

 2本目のフォークもオイルを入れましたので、ゴミが入らないよう養生をして、一晩寝かせます。否、置いておきます。
(間違えて解釈されると不味いので・・・・・。)


 それでは、今日の作業はここまでです。

 ここまでの作業時間は午前中1時間の午後30分で合計1.5時間ちょっとくらいかな。


(つづく)
   明日に続く。