2024年8月4日(日) チェーンを交換(その1) |
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7月28日(日)15:28 ツーリング前に整備 昨日はツー友のMAOHさんと暑熱順化を兼ねて山梨方面にツーリングに行ってきました。 今の仕事先は夏休みがありませんが、8月の3連休にソロでロングツーリングに行く計画をしています。 2週間後のロングツーリングに備えて、今日は軽くGSX-Rの点検・整備をしておきます。 |
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15:30 気になっているのは ロングツーリングで2,000kmくらい走ると思うので、パッドの残量が気になるところです。 キャリパーが車体に着いたままだと、パッドの残量が正確に分かり難いので、取り外して確認。 |
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15:39 残量は パッドの残量は使用限界まで1mmちょっとぐらい ちょっと減ってきていますが、ロングツーリングだとそんなにハードブレーキングをすることもないので、あと2,000kmくらいは大丈夫でしょう。 ロングツーリングが終わったら、ちょうどパッドを交換するタイミングになるかな。 キャリパーのピストンも結構汚れているので、掃除をしたいところですが。 帰ってきたら、パッドの交換を兼ねて、ピストンもきれいに掃除することにしましょう。 とりあえず今は、エアーでブレーキダストを飛ばしておくだけで我慢。(笑) |
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15:41 確実に取付け パッドの残量を確認したら、トルクレンチを使ってキャリパーを取付け。 トルクレンチを使うのは、安心材料の一つではあります。 締めているところの写真を撮るのもね。 (実際は、規定トルクで締め付けた後、”締めている風”で写真と撮っているだけですけどね) |
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チェーンが ブレーキパッドの確認が終わったら、チェーンの掃除と注油。 昨日、パラっとですが雨に降られましたし。 チェーンを掃除していると・・・・・。 赤い丸の中、わかります? シールリングが切れてはみ出してます。 (;゚Д゚) 細かくチェックしてみると、シールリングが切れてはみ出している箇所が数か所。 これだと、シールチェーンの役割をしていません。 寿命ですね。 |
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ここまでの走行距離は ここまでの走行距離を確認すると 50,284km このチェーンに交換したのが、履歴を調べてみると 31.787km なので、使った走行距離は 50,284 − 31,787 = 18,497km マニュアルを見ると、寿命は 15,000〜20,000kmって書いてありますけど、シールリングが切れちゃうのはちょっとダメージが大きすぎですね。 なんでだろう? それなりに掃除と注油のメインテナンスはしてましたが? ロングツーリングだと雨の後もそのまま長い距離走行を続けたりするのが悪いのかな。 |
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8月4日(日)15:45 チェーンを買っちゃた シールリングが切れた状態でロングツーリングをするもの、途中でグリスが切れてチェーンが切れちゃう。なんてトラブルは国内で120km以下で走るのであれば、まず起きないと思いますが。 このタイミングで交換するかちょっと悩みましたが、そのままロングツーリングに出かけるのも精神的にイヤなので、チェーンは交換することにしました。 8月1日(木)に注文して、3日(土)に届く。 速し。 今日4日の日曜日、交換作業をしちゃいます。 今日、交換すると、次の週末のロング ツーリングでいきなり本番で長距離走行になっちゃうので、事前に確認走行が出来ないのが、ちょっとイヤですね。 |
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15:45 購入したのは 購入したチェーンは、D.I.Dの 530ZVM-X2 G&G 120リンクです。 前回交換した(今装着されている)チェーンは 同じD.I.Dの530ZVMですが、 ”x2"ではなくて、ただの”X”。 マイナーチェンジ版かな、新製品になっています。 |
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15:53 開梱 金色でピカピカ。 チェーンをつなぐカシメジョイント同梱です。 チェーンだけ見ると、金ぴか過ぎて趣味が悪いかな?(笑) |
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15:55 チェーン交換用ツール チェーン交換の専用工具を引っ張り出してきました。 大同工業(株)(D.I.D)のチェーン交換用ツールの”かし丸君”。 KM500Rは、500規格のチェーンの交換をするための工具です。 GSX-Rのチェーンの規格はノーマルで”530”。 このかし丸君も、GSX-Rで1回、CBRで2回使っているので今回で4回目。 まあまあ活躍しています。 これが無いと、自分でチェーンの交換できませんからね。 |
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16:01 まずはチェーンを切る まずは今回新調したチェーンを必要な長さに切ります。 一般に売っているチェーンは10リンク刻み。 GSX-Rの標準は114リンクですので、6リンクは不要です。 で、チェーンを6リンク分切ります。 |
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16:01 かし丸君で このかし丸君は、チェーン交換に必要な 1.チェーンを切る(ピンを抜く) 2.プレートを圧入する 3.ピンをかしめる の3つの機能があります。 チェーンを切る(ピンを抜く)ときは、ボルトの位置を”A"に合わせて行います。(マニュアルに書いてあります) |
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16:03 レンチで ピンの位置が決まったら、(二面幅)27と19のレンチで締めていいきます。 |
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16:04 ピンをねじ込む チェーンのピンにカッター ピンの位置を合わせたら、レンチを締めてカッターピンをねじ込んでいきます。 ねじ込むのに、最初かしめた頭を変形させて切ることになるので、結構力が必要です。 |
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16:06 ピンを圧入 カッターピンが圧入されて、チェーンのピンが押し出されてきました。 ここまで押し出されると、それほど力はいらなくなって、レンチを回すと”にゅ〜っ”って感じでピンがでてきます。 |
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16:06 抜けた チェーンのピンが完全に抜けると、チェーンが切れます。 |
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16:07 切れた 切断工具を外して、チェーンが切れました。 6リンク分。 間違えていても、もう後には引けません。(笑) |
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16:09 今着いている 交換するチェーンの準備が出来たら、今着いているチェーンを外します。 |
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16::09 切断準備 今着いているチェーンを切断して、取り外します。 位置から交換工具を使うと、ピンが硬くて大変なので、カシメた部分の頭をグラインダーで軽く削って、頭を飛ばしておきます。 |
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16:10 ピンを抜く 新しいチェーンを切断したのと同じ要領で、ピンを抜いて、チェーンを切断します。 |
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16:12 古いチェーンは取らない 切れました。 ここで古い方のチェーンは抜いちゃダメよ。(笑) 古いチェーンを先に取り除いちゃうと、ドライブ側のスプロケットにチェーンを通すのが大変になるので。 古いチェーンはとりあえず、そのまま。 交換(入れ替え)の手順は以下で。 |
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16:15 古いチェーンに新しいチェーンを ドライブ側のスプロケットに新しいチェーンを通すために、切断した古いチェーンに新しいチェーンをインシュロックを使ってつなぎます。 |
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16:15 つないだ チェーンをつないだ状態の全景。 車体側には古いチェーン。 段ボールの上に置いてあるのが、新しいチェーン。 左端の古い方のチェーンをズルズルって引っ張ていけば、新しいチェーンに入れ替わります。と言う理屈。 |
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16:15 スプロケットは ドリブン側のスプロケット。 ジュラルミン製。 チェックすると、山の部分が少し減っているのがわかります。 新品のときは山は対称ですが、今は山の右側部分が少し減ってます。 けど、まだ大丈夫でしょう。 チェーンの交換と同じタイミングでするのがイイんでしょうけど、今回のチェーン交換が緊急だったので。 |
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16:16 新しいチェーンに ずるずると古いチェーンを引っ張って、前側(ドライブ側)のスプロケットを通過して、新しいチェーンが出てきました。 ここでインシュロックは切って古いチェーンはお役御免です。 |
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16:23 チェーンアジャスターを 新しいチェーンを接続する前に、新品のチェーンは伸びていないので、短くても接続出来るようチェーンアジャスターを前の位置にずらしておきます。 |
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16:25 カシメジョイントを チェーンを接続する同梱のカシメジョイントを準備。 グリスも一緒に入ってます。 |
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16:27 グリスを まずは差し込む方のプレートにグリスをぬりぬり。 グリスを塗ったら、シールリングをそれぞれのピンに1つづ入れます。 |
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16:28 プレートを挿入 チェーンの穴にもグリスを充填しておいて、ピンの付いたプレートを挿入。 プレートは奥側から手前に、かしめるピンが手前側になるように。 グリスだらけになりますが、気にしないで。 グリスが少ない方が後々問題になります。 |
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16:29 プレートを 手前側にもシールリングを取り付けて、プレートを取り付けます。 プレートは手で押したぐらいの力じゃ入りません。 プレートはグリスの粘着力でとりあえず仮に貼り付けておきます。 |
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16:31 圧入治具を プレートを圧入する時に使うカシメジグの部品。 圧入するときにピンの邪魔をしないでプレートを押せるように、真ん中の部分が一段低くなっています。 |
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16:33 治具を当てると 圧入治具を当てるとこんな感じね。 プレート部分が押せるような構造になってます。 これでプレートを押して圧入していきます。 |
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16:36 チェーンの厚さを 圧入する前に、標準部分のチェーンの厚さを確認。 22.5mmくらいかな。 |
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16:36 ちょっと広い 圧入して、結構な力を入れる適当なところで一旦止めて、寸法を測定。 22.9mm。 0.4mm広い。 まあ、こんなもんでイイんでしょうけど、もう一息押してみます。 |
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16:37 0.05mmだけ ブレちった。 22.61mm。 0.05mmだけ広い。 OKでしょう。 デジタルだから1/100mmまでわかるけど、アナログのノギスだったら精度は1/20mmまでの0.05mmですから。 |
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16:38 ピンをカシメる プレートの圧入が終わったら、3つ目の作業のピンのカシメです。 治具のピンの当たる部分は、カシメが出来るように球状になっていて、ピンを上手く広げる形状になっています。 治具の位置を合わせたら、スパナで締め込んでいきます。 |
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16:56 カシメてみた 圧縮してピンをカシメましたが、頭が拡がりません。 (+_+) なぜ? 規格だと、頭の径が5.7mm以上になるまでつぶさなきゃダメなんですが・・・・・。 |
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16:56 カシメ失敗! カシメようとした裏側を触ってみたら、裏側にピンが飛び出しちゃってる〜。 \(◎o◎)/ ピンをカシメるときは、ピンが動かないように治具の位置を”B"にしないとダメなんでした。 ”A”の位置のままカシメちゃったので、ピンを押し出す動作になっちゃったのね。 これじゃ、ダメだ。 カシメ失敗。 (-_-;) さて、どうしよう。 |
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17:03 強制終了 新しいカシメジョイントを買って、もう一度やり直せば大丈夫です。 けど、今は無いからカシメジョイントだけ新しく買わないとね。 今日はもう出来ることが無いので、作業はここで終わりです。 部屋に戻ってネットで新しいカシメジョイントを手配します。 さて、今度の週末のツーリングまでに間に合うのか! と言うことで、通常2時間もかからない作業ですが、続く。(汗) |