遠野でジンギスカン  TOURING     
  2025年7月19日(土) 東北ツーリング2025(1日目:午後)
 13:21 三沢を目指す

 今日から2泊3日で東北ツーリングに出掛けています。

 初日の昼に岩手県の遠野まできて、写真の後ろに写っているお洒落になった建物の”あんべ”で遠野ジンギスカンを食べました。

 お腹も一杯になったところで、青森県の三沢を目指してツーリングを続けます。

 13:24 ガソリンを給油

 とその前に遠野の市街地で今日3回目のガソリンを給油。

 ここで給油すると、三沢の手前 八戸まで無給油で行くことができます。

 13:35 遠野ストレート

 午前中に曲がった陸前高田から青森県の八戸まで、国道340号線一本で行くことができます。
 ここが自分が国道340号線を気に入っているところ。
 一旦国道340号線に入ってしまえば、後はルートを考えずにトレースして行くだけで八戸まで到達できます。

 さて、遠野の市街地でガソリンを入れた後、国道340号線で遠野の市街地を離れます。

 訪れるたびに写真を撮っている自称”遠野ストレート”。

 交通量は少なく、道の両側の水田の緑が日本の原風景とも言える美しさを感じます。

 天気は快晴で暑いです。
 2023年のツーリングの記事でも書いていましたが、今年の夏も暑いです。
 13:44 改良が済んだ

 遠野の市街地から国道340号線の北上を続け、山間部に入ってきました。

 遠野からT字路で突き当る国道106号線の約38kmの区間は道路の改良が進み、きれいになり走りやすくなりました。
 13:44 立丸第一トンネル

 国道340号線を北上し、立丸第一トンネルまでやってきました。

 ここはこの区間で一番改良が進んだ区間で、以前は立丸峠越えの狭隘な区間で、いかにも酷道といえる路線でした。

 この立丸第一トンネルと立丸第二トンネルが開通したことによって、酷道区間を走らずにすむようになりました。

 現在、立丸第一トンネルに取って代わった旧道の方は通行止め、立丸第二トンネルに代わった旧道は通行できる様です。
 ただし、交通量は極少でしょうから路面にコケが生えたり、浮き砂があって、走り難くなっていると想像出来ます。

 13:53 トンネルを抜けると

 ほぼ貸し切りの道路が続きます。

 前の方にツーリング中のチャリがいました。
 どこから来て、どこに行くんでしょうね。
  手前の遠野の市街地からは30km以上、この先の市街地って言ったら宮古で、やっぱり30kmくらいありますよ。

 この先、国道106号線までの間、途中雑木林の中に鹿がいました。

 道路から5mくらい入った場所にいたので、急に飛び出してくることはないと思いますが、鹿がいるなら細心の注意が必要ですね。
 鹿は何も考えずに飛び出してくるので・・・・・。 ( ̄▽ ̄;)
 13:56 国道106号線と

 国道340号線を北上してT字路で国道106号線に突き当りました。

 右折すると国道340号線との重複区間になります。
 右折します。

 
 13:57 国道106号線との重複区間に

 国道106号線との重複区間に入りました。

 国道106号線は、三陸海岸の宮古市と内陸の盛岡市を結ぶ国道で交通量もそこそこあります。

 今は宮古市方面に向けて東進中です。

 14:01 宮古盛岡横断道路として

 国道106号線は閉伊川(へい がわ)に沿って造られた路線で、概ね直角までの中速コーナを直線が結んだような国道です。

 東日本大震災後、復興支援道路に位置づけられる自動車専用道の宮古盛岡横断道路が並行して建設され供用を開始しています。
 宮古盛岡横断道路、多くのトンネルで構成されカーブが少なくクルマには走りやすい路線となっています。

 ただ、片側1車線の対面通行の路線で、上下線を区分するカラーポールが設置されている箇所もあり、追い越しが出来ないことから、バイクだとちと退屈な路線になっちゃいました。
 14:05 旧道に

 宮古盛岡横断道は退屈なので、国道106号線の旧道の方を走ってみることにしました。

 先に走ってきた立丸第一、第二トンネルが建設された区間の旧道には民家・集落などはなく、死に道となっていますが、ここ国道106号線の旧道は、途中に集落などがあるため、生活道路として現在も使われているようです。


 横断道が出来る前は、自分でも何度か走っている路線です。
 写真正面の橋梁が宮古盛岡横断道で、右手は閉伊川になります。

 走ってみると、旧道の方もきれいに残っていて、時折地元のクルマが走っていたりします。
 路面の状態も良く、閉伊川に沿って走るこの路線の方が楽しいです。

 次回走るときは、積極的にこっちを走ることにしましょう。
 (覚えていればな)
 14:09 茂市のファミマで

 国道106号線の旧道を走り、茂市のファミマのある交差点までやってきました。

 この交差点から先で国道106号線と国道340号線は単独区間になります。

 自分は左折して、国道340号線の単独区間を進みます。

 宮古の市街地を出発してから、葛巻の市街地まで国道340号線上にコンビニがあるのはここだけ。
 例年、ここで休憩してトイレ行って水分を補給するのが慣例になっていますが、今年はトイレも大丈夫そうなので、先に進みます。

 
 14:11 単独区間を北上

 ファミマの交差点を左折して、国道340号線の単独区間に入り岩泉方面を目指し、今度は北上します。

 次の重複区間は岩泉を通る国道455号線、約33kmの単独区間になります。

 この区間は途中にある押角峠の手前までは、閉伊川の支流の刈屋川に沿って北上します。

 もちろん交通量は少ない快走路です。
 (コンビニも無いくらいですから)
 14:21 1.5車線の区間に

 茂市のファミマから国道340号線を15kmほど北上するとセンターラインのない区間になります。

 この先にある押角トンネルの前後10kmほどはセンターラインの無い 1.5車線の区間になります。

 バイクであれば、前からクルマが来ても離合することは出来ます。

 それでも、まず対向車が来ることはありませんが、ブラインドコーナーだけは気を付けた方がイイでしょう。(笑)
 14:25 押角トンネルに 

 単独区間の中間付近にある押角峠下にある押角トンネルまでやってきました。

 この押角トンネルが開通するまでは、大型車が通行できない狭隘な区間がありました。
 旧道の途中にある雄鹿戸隧道(おしかど ずいどう)は、1935年(昭和10年)に竣工した延長580mほどのレンガ造りのトンネルです。
 自分は2017年に走行して、以降この押角トンネルが完成したため、走っていません。
 wiki によれば、現在も走行できるようですが、ほとんどクルマが走らなくなった路線は路面の状態がよくないので、自分としては走ることもないでしょう。
 
 押角トンネルの延長は3,094mとこの路線最長のトンネルです。
 14:30 大川に沿って

 押角トンネルを抜けしばらく走ると、ふたたび1.5車線の区間が現れます。

 押角トンネルは片側1車線の対面通行のトンネルとして建設されていますが、前後に未改良の区間が残されています。
 未改良の区間でも、大型車は通行できるので、改良されるのはかなり先になる様な感じです。
 平日に走ると、前から結構な勢いでダンプが来るので、ちょっとビックリします。

 押角トンネルの北側の区間は大川に沿って北上します。

 大川はこの先、国道455号線と合流する地点で、小本川(おもとがわ)に流れ込みます

 14:40 避暑のはずが

 国道340号線の単独区間もほぼ終わり、まもなく国道455号線との重複区間の交差点に到達します。

 センターラインのある区間に入りバイクを停め、走ってきた国道を眺めると、看板に茂市まで36kmと表記。

 気温は32℃。
 岩手県の中部から北部に位置するここまで来て32℃もあるとはね。

 10年前であれば、30℃を越えることはまず無かった地域です。(たぶん)
 10年ほど前は、避暑のつもりもあって夏の北東北のツーリングを初めましたが、ここ数年は暑くて避暑になりませんね。(笑)
 14:40 国道455号線のT字路に

 岩泉の国道455号線との交差点に到着しました。

 直進して国道455号線との重複区間に入ります。

 国道455号線は内陸の盛岡市から岩泉町の三陸海岸の東西を結んでいる国道です。
 この前に走った国道106号線(宮古盛岡横断道路)ほどの交通量はなく、クルマはまばらに走っている程度です。

 この区間約10kmほどですが、比較的平坦な地形と、緩いカーブを直線で結んだ様な路線で、移動区間、ちょっとリラックスする区間と捉えた方がよさそうです。
 14:40 水分補給

 さっきの茂市ファミマで休憩しておけばよかった。
 喉が乾きました。

 暑さの中、水分不足は、熱中症の元、致命的ですよね。
 道端に自販機があったので、ポカリで水分補給。

 メッシュジャケット&クールインナーを着てバイクで走っていると、汗が蒸発して実際の気温より暑さを感じにくいです。
 その代わり、水分が汗で出ていくので、水分不足になりがちになるので、気を付けて小まめの水分補給が必要です。
 14:55 国道455号線から単独区間へ

 国道455号線との重複区間を北西に走ること10kmあまり、単独区間になる交差点まで到達します。
 この路線、交通量が少ないこともあり交差点には信号機はありません。

 そのまま右折して葛巻方面に進みます。

 この先、国道455号線を直進すると盛岡市に至りますが、途中も結構走るに楽しい路線です。
 以前、台風の被害で国道340号線が不通だった時に走りました。
 また機会があれば、走りたい路線の一つですが、その時には盛岡市から先のルートを検討しないとダメですね。(とメモ代わりに書いておこう)

 15:02 葛巻町に

 国道340号線の単独区間に入り、北上すること10km余り、町境の国境峠で葛巻町に到達しました。

 この先、国境峠の峠道を下ると国道340号線は馬淵川によって作られた葛巻の市街地を走ります。

 この区間の国道340号線は、もう狭い区間はなく、全線センターラインのある片側1車線の対面通行の国道です。

 15:16 九戸村に

 国道340号線を北上し、葛巻町の市街地に入り国道281号線と交差します。
 重複となる区間を1kmほど走りふたたび国道340号線の単独区間に。

 国道340号線を北上すると、葛巻町から九戸村に入ります。
 15:39 道の駅おりつめで

 国道340号線を北上し九戸村に入り、八戸自動車道の九戸 ICを挟んで反対側にある”道の駅おりつめ”までやってきました。

 「休憩!」

 道の駅おりつめの”おりつめ”の由来ですが、近くに”折爪岳”があるからでしょう。
 この道の駅からも眺めることができるなだらかな丘陵状の山で標高は852mの比較的低い山です。
 けれど、近くに高い山がないことから岩手山や八戸の市街地を望む子Tができるそうです。
 今、こうして記事を書いている間にネットで調べたら、山頂までバイクで行けそう。
 今度行ってみようかな。 熊出そうだけど・・・・・。
 
 15:55 県境を越える

 道の駅おりつめで休憩した後、ふたたび国道340号線で八戸方面に向かいます。
 国道340号線は道の駅おりつめのある九戸村から軽米町に入り、軽米 IC近くまでやってきました。

 この辺りは、県境も近いこともあり交通量少な目で走りやすいです。
 道も適当にクネクネしていて楽しいです。

 この先の道路看板のある交差点を左折すると、まもなく県境を越えて青森県の八戸市に入ります。

 16:05 南郷ICから

 軽米 ICを北上し、青森県に入り八戸市の南郷 ICまでやってきました。

 この先、八戸の市街地に入ると交通量も増えて、時間がかかるので、ここから先は八戸自動車道に上がり、八戸市の市街地をパスします。


 国道340号線から道路看板に従い、右折して青森県道42号名川階上線(ながわ はしかみ せん)に入り1km弱東進し、南郷ICまでやってきました。

 南郷ICから八戸自動車道に上がり、八戸北ICまで北上し、八戸の市街地をパスします。
 16:19 八戸北インターで

 南郷 ICから八戸自動車道に上がり八戸JCTまで北上。
 その後、八戸JCTからは八戸道の北線に入り、八戸北 ICまでやってきました。

 八戸JCTから北側の区間の八戸自動車道は、片側1車線で対面通行の暫定区間。
 前の遅いクルマに引っ掛かると、抜くに抜けないので、ペースが落ちますが、それでも八戸の市街地を抜けるよりもたぶんマシです。
 (近年は八戸の市街地を実走していないので、なんとも言えませんが)


 この先の第二みちのく有料道路はETCゲートがなくて、料金所でETCカードを係員に直接手渡しする必要がありました。
 自分のGSX-RのETCカードはリヤシートの中にしまってあり、リヤシートにはツーリングバッグを取り付けてあるので、取り出すのがとっても面倒。
 なので、出来るだけ通行しないようにしています。
 けど、今年の春の2025年3月からETCシステムが使えるようになったみたいです。
 16:22 ガソリン給油4回目

 八戸北ICで一般道に下りたら、ガソリンを給油。

 今日4回目。

 八戸北 ICで下りる他の理由はこれ、ガソリン給油。

 
 2014年に仕事で三沢を訪れたとき、三沢の市街地には当時のshelがありませんでした。
 ので、その当時からここで入れるのが風習(?)。

 でも、shell が日本市場から撤退して、出光に吸収されapollostationになったので、今は三沢の市街地でもapollostationはあるかな。 探してないけど。
 16:39 東部上北広域農道(とうぶ かみきた こういき のうどう)を

 八戸北 IC近くのapollostationでガソリンを入れた後、北上して”東部上北広域農道(浜街道)”に入り、三沢の市街地を目指し北上します。

 広域農道はほぼ一直線。 道の両側には田畑が広がっています。

 三沢市はやまいもの生産が有名で全国で6位の生産量を誇ります。
 その他にも、ゴボウは全国で2位(知らなかった)
 ニンニクは全国で8位の一大農産物生産地です。
 特にニンニクとゴボウは青森県が全国の生産量トップです。

 と、この辺りは上北平野で、南北50km、東西30kmの広大な平野・農地が広がっています。

 
 16:53 三沢に到着

 東部上北広域農道を北上すること10km、その後google 先生のご指導の元、左折して西走すること4kmあまり、今夜予約てある定宿(じょうやど)とも言えるホテル ルートイン 三沢に到着しました。
 ちょうどいい時間だ。

 普段は、裏にある駐車スペースにすぐにバイクを乗り入れてしまうんですが、たまには正面にバイクを停めて写真を撮ってみました。(笑)


 写真を撮ったら、裏の駐車場にバイクを駐めて、チェックインしましょう。
 本日の走行距離は

 本日の走行距離は

 57,631 − 56,779 = 852km でした。

 今年も走りごたえがありましたね。
 何歳までこのルートで来ることが出来るかな。

 お疲れ様でした。


 ※ 到着したときに写真を撮り忘れて、写真は翌朝撮ったものを転載。(^_^;)


 (つづく)
 午後の道程:遠野〜川井〜茂市〜岩泉町〜葛巻町〜九戸村〜軽米町〜南郷インター〜八戸北インター〜三沢 :226.50km
       三沢に泊まる。